アニメ『BANANA FISH』見ました。

　結構冷静に見ていたつもりなんですが。
　アッシュがパパ・ディノに再度捕まって、フォックス大佐が登場して…ってからの追い上げがとにかく凄かった。
　パパ・ディノの愛情の、何と報われないこと！　確かに漫画連載時からその感想は耳にしたことはあったんですが、当時の私にはあまりピンとこなかったんですよね。で、どんなに注がれても全身全霊で拒絶するアッシュ、彼の背負った苦悩、トラウマ。最初のボタンの掛け違い、もうこれはどうしようもない。
　こんなにも重いテーマだったんだなぁ、と改めて気付かされました。

　最終話、オープニングの最後に映った石塚さんへの献辞。これが遺作、ということになるんだろうか。石塚運昇さん、最後まで間に合ってたんだなぁ。
　舞台を現在に移したことで、多少無理はあったかもしれないけど、でも、やっぱり。
　『BANANA FISH』は名作でした。