よつばと！ 13巻 あずまきよひこ著 アスキーメディアワークス

　キャンプの翌日、お土産を持って恵那の家へ。
　砂場でたいやきやプリンを作り、夜、家のあちこちにおばけを見る。
　ばーちゃんを迎えて、お土産の色鉛筆と何より鉛筆削り機に感動する。本気の掃除や折り紙、鳥の名前を教わる。
　一緒に焼きおにぎりやパン作り、繕い物、そしてばーちゃん帰宅の攻防。…

　点が線に繋がるような一冊。ただただ驚いていた物事が、ばーちゃんによって日常の作業に昇華されていく。それにしてもばーちゃん、教え方がというか、人をやる気にさせるのが巧い（笑）。
　大人同士の会話も描かれてるんですよね、よつばの家が借家だったり、お父さんの名前が葉介だと分かったり、…今まで出て来てませんよね？？（笑）　キウイは追熟させた方が美味しいんじゃなかったっけ。
　一日一日が大切に描かれているのは相変わらず、何とも愛おしい日々。…でもこれ、いつまで続くんだろう、どういう風に終わるんだろう、とちょっと思ってしまう（笑）。
　14巻に続きます。