読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

GOSICK BLUE 桜庭一樹著 角川書店 2014年

 『GOSICK』シリーズ、新章二冊目。
 ネタばれあります、すみみません;


 1930年夏。移民船でアメリカに辿り着いた久城一弥とヴィクトリカ。丸一日かけて入国審査を通過した二人は、ボンヴィアンと名乗る青年に拾われ、世界一の高層タワー<アポカリプス>の完成披露パーティーに出席することに。ボンヴィアンは<アポカリプス>オーナーの女傑ラーガディアの孫で、人気コミック<ワンダーガール>の作画を担当している。もう一人、物語担当のクードグラースと共にタワー最上階の会場に辿り着いたが、パーティーの真っ最中に、会場で爆発騒ぎが。どうやらラーガディアに恨みを持つ者が復讐を謀ったらしい。
 くしくも地階と最上階に別れてしまっていた久城とヴィクトリカ。久城はクードラースや女性消防士と共に階段で最上階を目指し、ヴィクトリカはパニック状態の会場で、ラーガディアの過去を探る。ラーガディアはどんな罪を犯し、誰の恨みを買ったのか。…


 前回、ヴィクトリカたちが、あまりにも立派で風変わりな建物に住んでいた経緯が明らかになった一冊。
 連想したのは映画『タワリング・インフェルノ』。まぁ王道ですよね、ビル火災のお話ってったら。
 ラーガディアに関しては、いや、35歳の子持ちの女が15歳の無垢な少女に化けられるか、って言ったらそれはいくら童顔でも無理じゃないか??と思いつつ。
 一弥とヴィクトリカの関係って、もしかして『春琴抄』なのかしら??とふと思ってしまいました。ペロペロキャンディにつられるヴィクトリカは相変わらず可愛かったです。