読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

まさかジープで来るとは せきしろ×又吉直樹著 幻冬舎 2010年

 妄想文学の鬼才とお笑いコンビ「ピース」の奇才が詠む、話題の自由律俳句集第二弾。センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句六〇七句、散文十五篇収録。
                                         (Amazon内容紹介より)

 勇気ある本だなぁ。
 帯があったらそこに書いてあったのかもしれませんが、少なくとも本そのものには、どういうコンセプトで作られた本か、全く説明がない。というわけで読み始め、ちょっと戸惑いました。
 そもそも自由律俳句というものの読み方(あるのかな、そういうの)が判らないしなぁ。共感というか、そういう風に読んだらいいのかしら。
「蝉の死骸は次の日に消えているもの」
 なんていう一句は、そういえばそうだな、と眼から鱗でした。
 せきしろさんの作品は何となく哀しい感じだし、又吉さんの作品は可笑しみの方が先に来る感じ。
 エッセイや「え、どうなってるの?」「何、これは?」というような写真も載っていて、やっぱりちょっと可笑しいながらも哀しいのでした。