読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します 菅野彰×立花実枝子著 新書館 2007年

 この本はまいさんにお借りしました、まいさんいつもありがとう♪

 季刊誌「ウンポコ」に連載されたエッセイを一冊にまとめたもの。
 小説家・菅野彰と漫画家・立花実枝子が見た目「死んでいる」謎の飲食店を探訪、出てくる料理を実際に食した捨て身に絶望的な衝撃の体験グルメエッセイ。…なんだそうで(笑)。

 菅野さんの小説は、実は読んだことがありません(爆!)。エッセイを一冊、これもまいさんに借りた『海馬が耳から駆けてゆく』を読んだきり。それで見る限り、この人の文章、思いつくままあちこちに流れて行く感じで、あまり読み易くはありませんでした(ごめんなさい;)。
 今回もこの傾向は変わってないな、と思いつつ。特に本編と言うか何と言うか、「死んでいる」店のレポートが始まるまでのうだうだは、やっぱり思いつくまま流れてるなぁ(笑)。
 …しかし、よくやるよなぁ。こんな店行くの私嫌だよ(←当たり前だ!)。何もわざわざ不味いもの食べに行かなくてもいいじゃん、折角の一食、お腹壊したり気分悪くなってリバースしたりするようなもの進んで食べに行くってさぁ;; おでんの具が入った八宝菜、微妙に冷たい生姜焼き、油が悪いせいか真っ黒に揚がってるトンカツ、白くカビの浮いたキムチ…。「二階が住居になってる店が危ない」ってのは、やっぱり家賃払わなくていい=そんなに儲けなくていい、ってのが大きいのかな。飲食店が清潔じゃない、ってのは本当、嫌だよ;; 保健所に通報してくれ;; 
 数少ない「生きてる」店、ミャンマー料理店のメニューの「竹蟲」に対する作者の感想、「揚げてあれば食える」には本気で吹き出しました。…そう、火を通すことは大切だよ(笑)。
 美味しかったら実名出して紹介する筈だったのに、「過去の記事を見て掲載を拒否されました」ってのには笑いました。当たり前だよ、慌て者の読者だったら「死んでる」方にカウントしちゃうよ!? 実際私、この本で「美味しい」って紹介されてる店でも、あまり行きたくないもんなぁ。
 岩田光央さんとの会話はどこまで本当なんだか(笑)。でも確かに、この人の文章句読点少ない(笑)。