読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

終焉の詩 フェンネル大陸偽王伝  高里椎奈著  講談社ノベルス  2007年

 フェンネル大陸偽王伝、シリーズ第七弾。

 フェン達一行はシスタス皇国首都・ロックローズに向かい、偽王に間違われた少女を処刑から救う。ヘンルーダ語が読める彼女はクレイン、故国を追われたフェンが最初に辿り着いた国・ラークスパーで出会った少女だった。
 何故シスタス皇国は他国に戦争を仕掛けたのか。その理由を直に聞きたくて、ロカもシスタスへ。イリスを抜けてシスタス軍へ走ったアシュレイと闘い、リーク双貴国のキキとカレンの翻心もあって勝利を収める。
 総本山の六神教教会に乗り込むフェンたち。病床にある皇王とその傍にいたクレノイア司教は、七年前のラビッジ王国女王ローゼル殺害の真相と、当時の大司教ヘレボルスの思い出を語る。…

 …書き方間違っと―――る!
 何故この話でフェンを主人公にする? 語り手に据えるとしても、フェンの生い立ちから語る必要があったか?? ラビッジ王国中心にした方がわかり易かったんじゃないかな。自分の頭の中でお話作って、どんどん広がって行ったのはわかるんですが、それを全部書こうとするなよ; 切る所はばっさり切って、書き足りない所は外伝としてでも出しゃいいじゃないか。シリーズごとに主人公変える、ってのもありなんだし、登場人物も国も多すぎて訳解らん;;(←自分の記憶力のなさは棚上げ・笑)。
 人は誰も死なず、改心する。相手も許す。
 で、侵略戦争の理由がこれか…。ふう。
 7巻かけて一章ですか。
 …ミギーさんのイラストがなければ…。って、ミギーさんの真価はイラストではなく漫画でこそ出る、と思ってるんですが。