山田正紀・恩田陸の二人が、古今東西の名作エンターテインメントの中から選んだ作品について、ああだこうだと語り合う対談集。
ラインナップは
半村良 『石の血脈』『岬一郎の抵抗』
I・アシモフ 『鋼鉄都市』『はだかの太陽』
時間を越える小説を求めて
U・K・ル=グィン 『ゲド戦記』
沼正三 『家畜人ヤプー』
小松左京 『果てしなき流れの果てに』
山田正紀 『神狩り』 ゲスト:笠井潔
S・キング 『呪われた町』『ファイアスターター』
萩尾望都 『バルバラ異界』
『原点』との邂逅 特別対談:萩尾望都&恩田陸
恩田陸 《常野物語》 ゲスト:笠井潔
…読んだことないのばっかり(笑)。読んだことがある作品も、ほとんど内容忘れてたり(←こらこら。…って実は恩田さんも同じようなこと仰ってて、ちょっと安心。…いや、するなよ、私・笑)。
山田さん・恩田さんが「そう言えばあんな本もあったね」「こんな本もあったね」と繰り出す作品も山のよう。それに対して司会の方々(牧眞司、三村美衣、日下三蔵)や編集者さんが、ちゃんと細かいデータを提示する。すごいなぁ、この知識量。
読書会では、「そうだよね、同感同感」と思う所が多々ありました。
恩田さんが《ハリー・ポッター》シリーズを、「あれは少年ジャンプです」「友情、才能、勝利」と言い切ってて、これは大きく頷いてしまいました。
「開いた最初のページに地図がある本は好きでしたね」「で、次に系図がくる」「それで、巻末に年表があるとなお楽しい」。そうそう、楽しかった~♪
「このごろの日本の恋愛小説は、死ぬのは常に女性のほう」「あれが恋愛なのかなぁ。むしろ喪失感を楽しむというか、自分を哀れむというか」。…そうか、それで私は恋愛小説苦手なのかな。
萩尾さんと恩田さんの対談で、何故か『ガラスの仮面』最終話の予想になり(笑)、「みな思ったような演技ができないので、ついに月影先生が業を煮やして「『紅天女』は私が演ります」と宣言する」「それで、幕とともに大往生」。…笑ってしまいました(笑)。
結構知らない事ばっかりだったなぁ。お題本を読んでないんだから当たり前っちゃ当たり前なんですが、「いきなり話をはじめるとか、いちばんいいところで終わって、つぎの行からは別な場面ではじめるとか」って言うテクニックはS・キングが始めた、ってのも初めて知りました。佐藤賢一さんがこの手法よく使うんですよね~。
『家畜人ヤプー』があんな話とは知らなかったし、『はだかの太陽』ってそんなにバカミスだったっけ?と思ったり(笑)。『はだかの太陽』は持ってるんだから読み返しゃいいんだけど(笑)。
…何かでも、読んでない本ばっかりなので、どれから手を出したらいいのやら。返って読書欲が失せたような気がしないでもない(←こらこら・笑)。
ラインナップは
半村良 『石の血脈』『岬一郎の抵抗』
I・アシモフ 『鋼鉄都市』『はだかの太陽』
時間を越える小説を求めて
U・K・ル=グィン 『ゲド戦記』
沼正三 『家畜人ヤプー』
小松左京 『果てしなき流れの果てに』
山田正紀 『神狩り』 ゲスト:笠井潔
S・キング 『呪われた町』『ファイアスターター』
萩尾望都 『バルバラ異界』
『原点』との邂逅 特別対談:萩尾望都&恩田陸
恩田陸 《常野物語》 ゲスト:笠井潔
…読んだことないのばっかり(笑)。読んだことがある作品も、ほとんど内容忘れてたり(←こらこら。…って実は恩田さんも同じようなこと仰ってて、ちょっと安心。…いや、するなよ、私・笑)。
山田さん・恩田さんが「そう言えばあんな本もあったね」「こんな本もあったね」と繰り出す作品も山のよう。それに対して司会の方々(牧眞司、三村美衣、日下三蔵)や編集者さんが、ちゃんと細かいデータを提示する。すごいなぁ、この知識量。
読書会では、「そうだよね、同感同感」と思う所が多々ありました。
恩田さんが《ハリー・ポッター》シリーズを、「あれは少年ジャンプです」「友情、才能、勝利」と言い切ってて、これは大きく頷いてしまいました。
「開いた最初のページに地図がある本は好きでしたね」「で、次に系図がくる」「それで、巻末に年表があるとなお楽しい」。そうそう、楽しかった~♪
「このごろの日本の恋愛小説は、死ぬのは常に女性のほう」「あれが恋愛なのかなぁ。むしろ喪失感を楽しむというか、自分を哀れむというか」。…そうか、それで私は恋愛小説苦手なのかな。
萩尾さんと恩田さんの対談で、何故か『ガラスの仮面』最終話の予想になり(笑)、「みな思ったような演技ができないので、ついに月影先生が業を煮やして「『紅天女』は私が演ります」と宣言する」「それで、幕とともに大往生」。…笑ってしまいました(笑)。
結構知らない事ばっかりだったなぁ。お題本を読んでないんだから当たり前っちゃ当たり前なんですが、「いきなり話をはじめるとか、いちばんいいところで終わって、つぎの行からは別な場面ではじめるとか」って言うテクニックはS・キングが始めた、ってのも初めて知りました。佐藤賢一さんがこの手法よく使うんですよね~。
『家畜人ヤプー』があんな話とは知らなかったし、『はだかの太陽』ってそんなにバカミスだったっけ?と思ったり(笑)。『はだかの太陽』は持ってるんだから読み返しゃいいんだけど(笑)。
…何かでも、読んでない本ばっかりなので、どれから手を出したらいいのやら。返って読書欲が失せたような気がしないでもない(←こらこら・笑)。