虚空の王者 フェンネル大陸偽王伝 高里椎奈著 講談社ノベルス 2005年

　シリーズ第三弾。　
　攫われたソルド国王を追うよう極秘の依頼を受け、パラクレス国に密入国したフェン、テオ、アシュレイの三人。偶然ソルド王と瓜二つの男を見かけ後を追ったフェンは、反対に虜になってしまう。その男クドラはパラクレス国元首の息子で、自分の国を「下らない」と言い切る。ラークスパー国で知り合ったサチの助けを得て何とか逃げ出したフェンは、パラクレス国評議院と対立していると言う研究所に潜入、アシュレイやテオと再会し、やがてソルド国王の正体とクドラの真意を知る。…
　…どうしよう、ヒトの名前と国名と都市名とがごちゃまぜになって来ました。何しろこの頃頓に記憶力が落ちているものですから：　しかしこれは辛いっす；　久しぶりに出てくるカタカナを「これはどこの何だったけ」とかいちいち思い出さなきゃいけないのが情けない；　登場人物紹介と一緒に大陸の地図も載せてくれないかなあ；
　タイトルの「偽王伝」って、この件の事を指すんでしょうか。でもフェンの生まれ故郷ストライフ国まで行かなきゃいけないと思うんですが、何しろ一巻の伏線は謎のままだし。