読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

デルフィニア戦記6~獅子の胎動 茅田砂胡著 中央公論社 1995年

友人・Y田K子さんの強力な推薦により、少し前からぼちぼち読み始めてます。
この間から翻訳モノが続いていたせいか、これはすらすら読めました。…やっぱり日本語はいいなぁ(笑)
 マグダネル卿が他国に通じていることを知った国王・ウォルは、内密に従弟のバルロに彼を討つよう頼む。マグダネルはバルロの実の叔父。しかも裏切りの確証はまだないため、ことを実施した後、バルロは罰されなければならない。しかしバルロは一族の恥が公になる前に、とその依頼を受諾する。マグダネルは討たれる寸前、王女・グリンダの暗殺を暗殺請負集団・ファロット一族に依頼したことを告白。バルロはあわてて王女に知らせるが、グリンダは既に暗殺者・シェラを丸め込んでいた。事件が一段落ついた所で、一人の女性が国王の元を訪れる。曰く、「私を愛妾にして下さい」。国王はその願いを聞き入れる。
 …この人、文章くどいわ; 登場人物みんなすごくおしゃべり。軽口たたかせるのはいいんだけど、二言三言でいいよ。それで十分仲の良さは伝わるよ。「ずっこけた」とか「吹き出した」とかわざわざ書いてるけど、それは読者の反応だと思う。そこまでされるとかえって興ざめするのは私だけ? 
 話は確かに面白いです。一巻で1エピソードずつ進むのもわかり易い。でも、全18巻は長いわ~;