読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

頭の回転が速い人の話し方――あなたの会話力が武器になるユニバーサル・トーク×戦闘思考力 岡田斗司夫著 フォレスト出版 2015年

【頭の回転が速いとは?】
頭の回転を速くしたり、遅くしたりする、つまり思考のスピードを上下させ、場の空気を察知し、臨機応変に話すことができる能力なんです
頭の回転が速いというのはイコール頭が良いと勘違いする人は多いんですが、頭の回転が速いだけでは問題解決には、ほぼ役立ちません

【誰にでも伝わる話し方とは?】
公共型社交というのは不特定多数に向けたもの、家族型社交は価値観を共有した特定少数に向けたものだと考えてください
公共型社交と家族型社交との間の空間のゆがみが、互いの意思疎通を阻害していると考えています

【共感される話し方とは?】
ありのままの自分の話し方は第三者にとっては方言みたいなもの。周りは誰も共感してくれません
むしろ、自分が共感できない、もしくは自分とケンカになるかもしれない人たちのことを徹底的に考えるんです。どこまで徹底的かというと、相手の意見に「共感」し、自分の言葉に再構築するまでです

【最適解を生み出すには?】
「これから2人でどういう関係をつくれたらお互いが快適か?」と切り替えられると、かなり楽になるし、2人が協力して考えられるんですね
勝手に生まれたアイデアは、自分が思いついたものでもなく、相手が思いついたものでもなくて、その場の関係がつくったものです。そういうアイデアは絶対に採用されます

【頭の回転力を鍛えるには?】
頭に負荷をかけなければ頭の回転力は鍛えられないということだけは忘れないでください
適当な防衛力をつけるには、心が折れない程度に殴られることが絶対必要です
客体化が知性の特徴なので、はじめは書いて訓練したほうがいいんです …      (裏表紙紹介文より)

 
 例によって通勤電車の中でカバーもかけず読んだんですが、後々考えてみれば、結構恥ずかしい題名の本を堂々と読んでたんだなぁ。
 岡田さんの新刊、ということで手に取った本。
 視点を変える、論点をずらす、というのは元々好きな考え方です。それで悪口を言わずに済むことも多々あるので。でも相手との共感と対話で落としどころを探る、というのは、相手方もそれを実践してくれないとかなり難しそうだなぁ、と思いました。相手方がとにかく意固地になって譲らない、ということを経験したこともあるので。そういう風に話を持って行ったこちら側にも非がある、ってことになるのかなぁ。でもどういう状況なのか、背景を聞いただけの時もあったんだけど。
 「タイトルと目次だけ見て本の中身を推理する」ってのは、その昔、連載中の漫画なんかを途中から読んでしまって、「これまではどんな話だったんだ??」と妄想したのと、基本的には同じなんではなかろうか、とも思ったり。
 頭の回転を倍速化するレッスン、「小説の見開き2ページを一行にまとめる」だの「映画の一分毎の映像を一行にまとめる」だのは、本当、かなり面倒臭そうで(苦笑;)。ごめんなさい、きっとしないなぁ。でも「あの時どうしてこの考えが思いつかなかったんだろう」って後悔を減らすのは、きっとこの個所の訓練なんでしょうけど。