読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

かがみのなか 恩田陸 作/樋口佳絵 絵/東雅夫 編 岩崎書店 2014年

 いえでもまちでも、見ない日はないかがみ。そのかがみと少女をめぐるふしぎなお話。かがみを見るたびにこわさがよみがえる。
 恩田陸と樋口佳絵が描く、身近にひそむ恐怖の世界。


 図書館で「恩田陸」で検索をかけたら見つかった一冊。他の図書館の所蔵だったので取り寄せて貰ったら、案外大きな版でびっくりしました。…そうか、絵本だもんなぁ、A4版くらいそりゃあってもいいよなぁ。
 絵本だから当たり前なんですが、絵あっての作品。文章だけ読んだら絶対訳が分からない。これ、作者はどこまで絵を指定してるんだろう。それとも状況説明だけで、後は絵師さんにお任せなんだろうか。
 昔の『ムーミン』のアニメの中に、確か屋根裏の鏡の中にノンノンが攫われて、ムーミンが助けに行く、という話があった覚えがあります。あれは幼心に怖かった。女の子が鏡の中に引きずり込まれるシーンで思い出しました。
 この「怪談えほん」のシリーズを見てみたら、宮部みゆきさんだの京極夏彦さんだの、まぁ豪華なラインナップ。今年は綾辻行人さんや小野不由美さんの絵本も出版されるみたいで、ちょっと見てみたくなりました。皆さん、色んなことされてるなぁ。