読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

迷ううちにクマは……ち? 喬林知著 角川書店 2006年

 『マ王』シリーズ番外編。
 やっぱりまいさんにお借りしました、まいさんどうもありがとう♪

 絶滅危惧種の珍獣クマハチ12匹が血盟城から飛び立った翌日。王宮の池にそのうちの一匹が浮かんでいました。早朝ランニングに励んでいたユーリとコンラッドが救い出しましたが、水に浸かっていた左足からミニクマハチが量産しました。あわせて三匹。
 ライトレフトセンターと名付けた三匹と本家クマハチを元の群れに戻すため、とりあえずクマハチの排泄物から作られる高級絵の具の生産地・ドゥボスに向かうユーリとコンラッド、ヴォルフラム。本家一匹は何とか自分で仲間の後を追ってくれたものの、ミニクマハチ三匹はドゥボスで養育されることに。この村に受け継がれ20年毎に書き換えられる石板画を巡って、画家の母に捨てられたとぐれていた娘・ネルネと出会う。…

 借りたのは随分前なんですが、これだけ何故か感想書いてませんでした;
 いや~、何も深刻なことなく、素直に楽しめる短編。遊び心満載、どう考えてもグレムリンだし、作者自身そう突っ込んでるし(笑)。
 スザナ・ジュリアは熊殺しの異名を持っていたそうな。笑って彼女の思い出を語れるようになったコンラッドが嬉しい。
 …ミニクマハチ、欲しいかも。…何食べるんだったっけ。