読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

6ステイン 福井晴敏著 講談社 2004年

福井作品にお馴染み(?)、防衛庁情報局特殊要撃部隊(SOF)のメンバーにまつわる6編。
元治安情報局の工作員北朝鮮の元スパイにディーゼル列車の中で狙われる「いまできる最善のこと」
ソビエトのスパイだった夫から預かった“スーツケース”を巡る、元芸者と情報員とのやりとり「畳算」
19歳の少女工作員とともにある男を監視する「サクラ」
お母さん情報員と中国諜報員との“母親”に対する思いを描いた「媽媽」
その続編で、引退した断ち切りスリ師のエピソードを絡めた「断ち切る」
情報局内の横領にまつわる10年越しの事件「920を待ちながら」
相変わらずあっっっっついヒト達の話でした。
特筆すべきはやっぱり6編目、「920を待ちながら」でしょう。アイドル並みのルックスに無愛想な態度のスナイパー、こいつもしかして、と思ってたらやっぱりあの人でしたか(笑)。福井さん、女の子向けのサービスもしてるねぇ。これは「亡国のイージス」より後の話かなぁ、木村くん(笑)何だか感情あるもんね。
福井さんの話で女性が主人公って珍しいんじゃないかしら。私は初めて読んだ気がする。坂本さん、がんばれー。この人も熱いねー。