『八咫烏』シリーズ外伝短編集。
しのぶひと
すみのさくら
まつばちりて
わらうひと
面白かったのは雪哉の母親の話かな、冬木が雪哉にそっくりで(笑)。
おそらく嵌められた浜木綿の両親。自分を殺そうとした者の死すら悲しむ弟宮の姿に、成程、これが金烏の性か、とちょっと納得しました。
さて、本編はどう続くのかな。ハッピーエンド的に持って行くのかなぁ。
すみのさくら
まつばちりて
花街に生まれながら、その聡明さを見込まれて、大紫の御前に仕えることになったまつ。松韻と言う名を貰って、女であるという戸籍を捨てて、今上陛下の元で働く。同僚には忍熊という何かと気に入らない男もいて、ただ筆跡の見事さには一目置いていた。やがてその男との縁談が持ち上がり、松韻は瞠目する。
ふゆきにおもう
雪哉の母親 冬木のことを思い出す梓。冬木は梓の主人で、傲慢で頭がよくて孤独で、垂氷郷の雪正に恋をした。嫁いだものの体の弱い冬木に子供は望めない。やがて梓に、側室として雪正の元へ行くよう、命が下る。
ゆきやのせみわらうひと
真赭の薄に自分の気持ちを伝える澄尾。だが伝えっ放しでその後のリアクションのなさに、真赭の薄は腹が立って仕方がない。…
前日譚あり、後日談あり、全然関係ない宮中内の話もあり。面白かったのは雪哉の母親の話かな、冬木が雪哉にそっくりで(笑)。
おそらく嵌められた浜木綿の両親。自分を殺そうとした者の死すら悲しむ弟宮の姿に、成程、これが金烏の性か、とちょっと納得しました。
さて、本編はどう続くのかな。ハッピーエンド的に持って行くのかなぁ。