読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

鬼物語(オニモノガタリ) 西尾維新著 講談社BOX 2011年

 『物語』シリーズ。

 第忍話 しのぶタイム
八月二十二日。
八九寺真宵にリュックサックを返した帰り道。阿良々木暦と真宵は『くらやみ』としか言いようのない存在と遭遇する。危険を感じて逃亡する二人、とっさの所で彼らを救ったのは斧乃木余接の『例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)』離脱版だった。
夜になり、ようやく影から出て来た忍野忍は、暦にあの『くらやみ』を知っている、と話す。それは計らずも、初めて彼女が作った眷属にも関係する昔話だった。四百年前、南極から日本に大ジャンプしてきた彼女が神と崇められ、その『くらやみ』に襲われて周囲の人間もろとも、眷属にした青年一人以外を全て失う話。
再び襲ってきた『くらやみ』からまた『例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)』離脱版で逃げた一同、だが今度は着地点がどこだか分からないような場所まで飛んでしまった上、暦は忍とはぐれてしまう。散々迷った山中から麓の里へ下りて来て、そこで出逢ったのは臥煙伊豆湖だった。彼女は何でも知っている、という。あの『くらやみ』の現象――法則のことも。…


 題名からし忍野忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードがメインの話なんだろうと思ってたんですが、で、前半は確かに彼女の過去話だったんですが。
 いや、これ、八九寺真宵の物語じゃん。しかも結構重要な。
 でも私はついうっかり中途半端にアニメを見てしまっていたおかげで、悲しむ、みたいな感じではなく、ああ、それであそこに繋がってたのか!って納得の方が先に来てしまっていてですね; ちょっとしまったかも、やっぱりアニメか原作かどちらかに統一した方が素直に楽しめたんでしょうね;;
 次巻に続きます。