読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ブレイズメス1990 海堂尊著 講談社 2010年

 ニースの国際学会にお供することになった新米外科医・世良。命じられた秘密ミッションは、伝説の天才外科医・天城に佐伯教授からのメッセージを渡すことだった。一筋縄ではいかないクワセ者の天城を相手に、カジノで一世一代の賭けをした結果、無事日本に連れ帰ることに成功。佐伯と天城の計画する、新しい心臓専門病院の設立を手伝うことになる。しかし、それこそが大学病院内での激しい戦いの始まりだった!
 天城は患者となるスポンサーにすべての経費を出させて東京国際会議場に特設手術室を造り、衆人環視の中、ダイレクト・アナストモーシス(直接吻合法)というミラクル術式の公開手術に踏み切る。
 神の手は実在するのか!? 医師にとって大切なのは、患者の命と金、どちらなのか!?
                                      (出版社HPの紹介文に付け足しました)

 これはMっちゃんやUさんに見せたらあかんわ~、と何の関係もない感想を抱いてしまいました。
 世良を「ジュノ(青二才)」と呼び、自分の進退を賭けてカジノで勝負させ、奇跡的に勝ちも負けもしなかった世良を自分の住まい代わりにしているホテルのスイートルームに誘う気障な天才医師。…何か、どこかのBL小説にありそうなシチュエーションなんですけど!? ヨコシマに見る腐女子いると思うわ~(苦笑;)。
 垣谷講師や高階講師、若き日の桐生や猫田看護師等、見たことのある面々もちらほら登場、ルーレットのルールや状況は判りにくかったですが、まぁそれはこちらもあまり理解する気がなかったですし。
 スリジエ・ハートセンターはまだまだ全然形にもなっていない状態です。『チーム・バチスタ~』の頃にはどうだったっけ、でもその頃にはバチスタ手術が主流になってるんですよねぇ??
 それにしても、研修医の駒井の九州弁は、そちら方面の出身者の方にはどう見えているんでしょう。