読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

アヤツジ・ユキト 2007-2013  綾辻行人著  講談社  2014年

 2007年から2013年までの7年間に発表した「小説以外の文章」をまとめたもの。

 「綾辻行人」をコンプリート!
 十角館の殺人新装改訂から深泥丘奇談、Another、奇面館の殺人、そしてAnotherエピソードS―2013年までの7年間に発表された小説以外を、詳細な自注と年々の回顧エッセイを付して全収録。
 待望のクロニクル、最新版。                          (内容紹介より)


 Sさん、Sさん、綾辻さんと小野不由美さんの甥っ子君のU志朗君が、大学卒業してゲーム会社に就職してるよ…!!
 と思わぬところでテンションが上がった一冊。いやね、U志朗君って言ったら、小野さんのゲームエッセイ『ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか』でDNAからゲームを掏り込まれてた男の子だったから。…まぁまぁ大きくなって(感涙;;)、と気分はまるで親戚のおばさん(苦笑;)。
 
 いやいや、気を取り直して。
 そうか、この時期は『Another』のアニメ化があったんですね。一応これは私も見てたんですが、皆さん言うほど惚れ込まなくてですね; これは先に原作読んでて、ネタを知ってたってことも大きかったかなぁ。
 『綾辻行人有栖川有栖のミステリ・ジョッキー』は、今回初めて概要を知りました。…なるほど、面白いかも。どうしても長編を選ぶのは難しいでしょうが、珠玉の短編ってありますもんね。アガサ・クリスティなんて、短編本当に面白いし。
 江戸川乱歩作品への思いは、私にとっての『ガラスの仮面』に似てるかも、と思いました。「好き」と言うのに抵抗を覚える一時期があったけど、結局好きなんですよね~。
 今邑彩さん、殊能将之さんが亡くなったのも知りませんでした。で、何度も寄せられる宇野日出臣さんへの追悼。本当に大きな位置を占める方だったんですね。
 最後は奥さんの小野不由美さんへの惚気で終わります。それまでもちらちら名前が出て来てましたが、本当、仲いいなぁ。そりゃ評判よかったでしょうよ、私も何だかほのぼのしましたもの。