読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

天才柳沢教授の生活 29巻  山下和美著  講談社モーニングKC

 教授の孫・まもるに「太陽が二つある」と吹き込んだ少年がいると言う。普段から問題行動を起こしているという少年を、教授は信じ、真実を証明する。:二つの太陽

 大学の学生寮にはオバケが出ると言う噂がある。そのため長く建て直しができないでいる廃屋に、教授は乗り込んでオバケの正体を突き止める。:数式の行方

 教授と父親と、それぞれの妻たちと金沢・能登旅行をすることになった。教授と父親は昔から反りが合わず、旅行中も喧嘩してしまう。:まだまだ子供だ
 
 家計が苦しい、との両親の会話を聞いてしまった華子。自分も何とか稼がなければ、と教授宅へ赴き、労働の押し売りをする。:労働の価値観

 奥さんの機嫌を損ねてしまった教授。しかもそのことに気がついていない。奥さんはこっそり教授愛用の万年筆を隠してしまう。:ペンがない

 お墓参りの日、教授は母親の亡くなった日を思い出す。:母のおもかげ …


 教授のあくまで論理的な行動は、衝突もあるけれど解決ももたらす。誰しも感情が論理で割り切れる訳ではないけれど、一歩引いて見直すことは、できればしたいなぁ、次の反省点にもなるから。教授のお父さんはそれも忘れる時点にまで来てるみたいですが。これも一時期話題になった老人力、ってヤツかしら(笑)。
 それにしても、折角出てきた万年筆で、教授は推薦文を書かないのね(苦笑;)。