NANA―ナナ― 18～20巻 矢沢あい著 りぼんマスコットコミックス クッキー

　横浜アリーナでの初ライブ当日、シンがマリファナ所持で捕まる。ナナはレンにシンの代わりにベースを弾くよう頼むが断られ、ブラストは活動中止。ナナはソロ活動を決意する。（18巻）

　バレンタインデーを境に、タクミとレイラの仲が進展。シンは保護観察処分を受けてブラストに戻り、レンは薬の影響に苦しむ。（19巻）

　レンはトラネス脱退を決意。タクミはレンが薬の抜くための休養を画策する。その矢先、レンの乗った車が事故を起こす。（20巻）

　タクミとレイラの出会いを描いた『TAKUMI―タクミ―』を18巻に収録。

　もう一人の小さな「レン」が登場。そうか、皆が花火大会で待ってた「レン」はこちらかぁ。レンが死ぬ、という展開は噂で聞いていたので、何なんだろうとは思ってたんですよね。奈々の最初の子供は男の子だったのね。…先のことまで作ってある作品だなぁ。
　タクミとレイラは一線を越えるし、美里こと舞もブラストの為に事務所の社長と関係を結んだ様子、香坂百合は結局契約を伸ばし（内容を変えて結び直せばいいのに）、色々ごちゃごちゃしてます。
　デビューシングル一曲しか出してないバンドが「音楽史に残るバンド」とかになるかなぁ、ってのはちょっと疑問なんですけど。このままナナが歌えなくなったら、世間からの扱いはただの一発屋では…；
　次巻に続きます。