読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている 岡田斗司夫著 ダイヤモンド社 2011年

 「3社から3冊同時刊行プロジェクト(別名ジェットストリーム計画)」のうちの一冊。どれが長男でどれが次男なんだか(笑)。
 この間読んだ『人生の法則』と色違いの装丁、左開きと右開き(縦書きと横書き)の差はありますが、これは並べて置いたら可愛いだろうなぁ。もう一冊は何色なんだろう。
 
 『人生の法則』が『人生の取扱説明書』のリライトだとしたら、今回は『ぼくたちの洗脳社会』の改訂版なんだそうで。『ぼくたちの洗脳社』も私読んでる筈なんですけど、思い出せないなぁ; でも今回の内容は一応知っていました。以前行ったトークライブ『岡田斗司夫のひとり夜話』でも語られていたことだったから。

 現在進行形で起こっているという「評価経済社会」、理屈は理解できるんですが、どうも私の中でビジョンが描けない。自分の気持ちが第一になりつつある、というのは分かるんです。このごろ増えてる新型の鬱病とかもこの現れですよね、自分の思い通りにならないストレスで鬱病になるという。でも何をするにしても先立つものがないと、というのは変わりませんよね。何らかの手段でお金を稼がないと携帯の使用料やパソコン代も払えないから、繋がるためのツールはタダでは手に入らないし。貨幣経済社会の価値観がどこまで残るのか、それが掴めない。
 それを手段にして食べて行けるところまで評価を得られる人、ってのはまれですしねぇ。
 まぁ私の頭が固いんだろうな、ということで。徐々に開けて行く世界を見て行きたいと思います。