読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

人生の法則 「欲求のタイプ」で分かるあなたと他人 岡田斗司夫著 朝日新聞出版社 2011年

 4タイプって、どんな人たち?
 司令型は、勝つことが至上命題な人々。
 理想型は、結果よりもプロセスを重視する人々。
 注目型は、自分の情熱が何より大事な人々。
 法則型は、仮説を立てるのが大好きな人々。

 人間の欲求を4タイプ(司令型、理想型、注目型、法則型)に分類。タイプ判定テスト付きで、タイプごとの傾向と対策を解説する。自分や他人の「したいこと」がわかるから、人間関係がスムーズになり、人生の目的が見つけやすくなる。                 
                                      (本の内容紹介より)

 「3社から3冊同時刊行プロジェクト(別名ジェットストリーム計画)」のうちの一冊(笑)。
 岡田さん、以前の著書『人生の取扱説明書』でも違う表現でこの内容のことを書いてらっしゃいましたよね。司令型を「軍人」、理想型を「職人」、注目型を「王様」、法則型を「学者」って表記で。かなり前、トークライブで喋ってらしたのも聞いたことありますし、当時友人とわいわい盛り上がったのを覚えてます。
 これ、心理学か何かで大元があるのかな。それこそ私が『人生の~』を読んだ頃、うちの母が同窓会で聞いた講演も同じようなテーマだったそうなので。演者は漫才師・故横山やすしさんのマネージャーを勤めていた女性。その人は芸人さんを4タイプに分けて話をしたそうです。桂三枝さんを今回の「司令型」、明石家さんまさんを「注目型」、島田紳介さんを「法則型」、横山さんを「理想型」で。

 当時も今も私は「法則型(学者)」、ちょっと理想型(職人)寄りの。友人からは「あまり熱くならない」とか言われます(苦笑;)。でも『リング』や『十二国記』については、熱く語りまくって周囲に薦めまくったんですけどねぇ、あれは何なのかしら。『黄金の王 白銀の王』も、アニメなら『少女革命ウテナ』や『無限のリヴァイアス』『スクライド』でも熱弁ふるった覚えが…。
 地位だのノルマだの、本当にイヤなのは確か。ただこれは、私が「手に職を持っている仕事(いわゆる資格職ですね)」に就いていて、そういうものに拘らず働ける、と言うことが大きいかもしれません。約束もなかなかしないかもなぁ(苦笑;)。でもこの本に出て来るトモユキみたいに有能じゃないな。
 相手の価値観を尊重して、というか否定しないで、でもその代わりそれをこちらに無理強いしないでね、と言うのを一応基本スタンスにしているつもりなんですが。「紹介」なら大歓迎、こちらに判断を委ねて貰ってる訳ですから。

 ビジネス書を小説形式で書く、ってのは『もしドラ』以降の流行りなのかしら。第一部のアヤノの台詞「親友度」は「信用度」の間違いなんではないかしら、他にもあれ誤植かな、と思う文章が2,3あったので第2版では訂正して下さいね、と思いつつ。
 確かに周囲の人を見て、「この人4タイプの何型なのかなぁ」とふと思うことは多くなりましたね~(笑)。