読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

隅の風景 恩田陸著 新潮社 2011年

 恩田陸さんの旅に関するエッセイ集。
 
 ロンドンへ絵を買いに、チェコへビールを飲みに。
 郡上八幡で水路を楽しみ、雨の中伊勢神宮へ参る、東照宮と大猷院を比較する。
 台湾ではブックフェアに参加し、韓国では名峰に登る。
 スペインで巡礼をし、阿蘇では酒と肉に舌鼓を打つ。熊本で石橋と馬刺しを堪能する。
 奈良の史跡を訪ね、韓国のブックフェアに臨む。中華料理や中華ワインを愛でつつ、北京と上海のベクトルの違いに思いを馳せる。…

 恩田さんのエッセイを読むと、お酒を飲める人が羨ましくなります。
 私は注射時に、アルコール綿で拭かれた腕が真っ赤になって、「本当に弱いのね!」と看護師さんに驚かれたくらい酒類が飲めません。経済的な体質ではあるんですけどね(苦笑;)。
 恩田さんが書いてるの読むと、ビールにしろワインにしろ、美味しそうなんですよね~。
 郡上八幡はぜひ行きたいな、と思いました。食品サンプルとかドールハウスとか、ミニチュア的なものは大好きなので。馬刺しも食べてみたいなぁ。これも高知のカツオと一緒で、その土地で食べるのが一番美味しいんでしょうね。
 でもアジアは私には難しそう。私は味覚がお子様で、苦い物・辛い物を美味しいと思えないから、行っても何も食べられない; チェコやスペインには行ってみたいですね、街並みを見てるだけでも楽しいだろうなぁ。で、トラチェンカやタパス、クワハーダを食べるのね(笑)。
 いや、恩田さん、食べ物のことばかり書いてらっしゃる訳ではないんですけど、私の興味がそっちへ向いてるから; 勿論、取材旅行を元にした長編伝奇ロマンも楽しみにしてますとも! 「予感」を得て、ぐんぐん書いて下さることと信じています!
 それにしても、本家イギリスで本格推理小説が絶滅状態と言うのは由々しき問題だと思うわ。