読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

乙女なげやり 三浦しをん著 太田出版 2004年

 三浦しをん、エッセイ集。

 …笑った~。通勤電車の中で思わず噴き出すこと数回。周りの方はさぞかし不気味に思われたことでしょう、どうもすみません;
 しをんさんのお祖母さまの、ファックスの説明を受けた後の「80パーセントは覚えたけど、すぐにそのうちの60パーセントは忘れるから」は名言。私もそれよくやるよ、冷静だな~、お祖母さま!(笑)
 「松井×イチロー直接対決」のテロップに反応する友人・ぜんちゃんとあんちゃん。…いや、そこは妄想するなよ、その上で「それは逆でしょう!」とか言うなよ。私も逆だと思うけどさ(爆!)。…と言う訳で、電車の中で思わず噴き出した最初はここでした。…腐ってるよなぁ、私;  そう言えば『さよなら絶望先生』の作者・久米田康治さんがマガジンの目次のページ、作者からの一言欄に「『太一×ケンタロウ』じゃなくて『ケンタロウ×太一』だと思う」って呟いてらして、立ち読みしてたコンビニで思わず笑いを堪え切れなかったのを思い出しました。
 バクチクのあっちゃんを分解したり、トレーニングルーム通いを一日で挫折したり、京極堂シリーズの関口くんに対する寛容さに自分の成長を見たり。旅番組の紹介者に若い男二人、ってのは私どうでもいいです;  でも歩道橋の階段を「ガンタンクのように滑り落ちて」怪我をした、って言うのは理解できました。
 種ニワトリに驚愕し、財布を通して恋の原理に触れる。にんにくツブサーをせせら笑う。ヴィゴ・モーテンセンを妄想する。福毛をかいわれ大根呼ばわりするセンス、素敵だなぁ(笑)。
 『白い巨塔』ってそんなに面白いのか、でも山崎豊子作は何か手出す気が起きないんだよなぁ。よしながふみ作『愛すべき娘だち』は私も好きです、思わず今回読み返しました。女性同士の会話がリアル、ってのは全然気が付かなかった。
 お友達にお医者さんがいたり宝石鑑定士さんがいたり、三浦さん顔広いなぁ。
 でも、実の弟で妄想するなよ(苦笑;)。