読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 1 ユニコーンの日(上)  福井晴敏著  角川書店  2007年

 人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって一世紀。
 工業用コロニーに住む平凡な少年、バナージ・リンクスは、謎の少女オードリー・バーンとの出会いから『ラプラスの箱』を巡る事件に巻き込まれて行く。
 宇宙世紀(UC)の開闢とともに生まれ、開放されれば連邦政府が終焉すると言われる『箱』の正体とは。
 新たなるガンダムの鼓動が、世界に革新の予感を告げる――。
 文壇の気鋭・福井晴敏が放つ、21世紀の宇宙世紀神話、堂々開幕!   (裏表紙の紹介文より)

 アニメ化も決まった『ガンダムUC』。全巻揃うまで読む気はなかったのですが、そうなると早目に読んでおかないと、アニメ始まると予約が殺到するでしょうから。…と思ってたら連載終わるみたいですね。時期としては丁度良かったかも。
 物語は始まったばかり、ほとんど状況説明です。
 TVシリーズなら一話におさまってしまいそう。主人公、まだMSに乗ってない分、一話分にもなってないかもしれません。一話目の最後にMSに乗るのは恒例なんですよね?(笑)。
 地球軌道上に置かれた首相官邸ラプラス>の爆破テロに関わったただ一人の生き残りサイアムは偶然その「箱」を拾い、後々ビスト財団の当主に収まる。軍隊パイロット経験もある孫カーディアス・ビストがそれを引き継ぎ、さらに他に引き渡すため白いモビルスーツユニコーン≫を製造(多分)。工業用コロニー<インダストリアル7>に運ぶ。それを阻止するため、謎の少女が密航してくる。彼女を連れ戻そうと反政府組織の面々が追いかけて来る。
 偶然彼女を救ったバナージはどうやらカーディアスの隠し子らしいです。
 福井さん曰く「ガンダムは義務教育」だったそうで。私も一応最初のTVシリーズは見てるんですが、それ以降の『Z』や『ZZ』はほとんど見てません。だから「シャアの反乱」とか言われても今一つ良く分からない。読んでくうちに理解できてくる…といいなぁ(笑)。
 とりあえずボーイ・ミーツ・ガール、二人は出会いました。助けたのに言われた台詞が「意気地無し」。お礼も言って貰えず、ってのはいかにもガンダムらしいですね。前途多難そうだなぁ、バナージ君。頑張ってね(笑)。