読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

心霊探偵八雲4 守るべき想い  神永学著  文芸社  2005年

 『心霊探偵八雲』シリーズ4冊目。
 ネタばれあります、すみません;
 
 晴香が教育実習で訪れた小学校で、幽霊が目撃された。何でも25年前、焚き火が燃え広がって一人の少年が大怪我をし、一人が焼死した事件が噂の元になっているらしい。晴香が受け持ったクラスの少年・大森真人は、自分は呪われている、自分に触れる人間はみんな死んでしまう、と信じている様子。八雲との共通点を感じた晴香は八雲に真人のことを相談する。
 同じ頃後藤・石井刑事は、一か月前父親をハンマーで殴り殺した戸部賢吾の行方を追っていた。一旦は身柄を確保したものの、多重人格の可能性があると言うことで精神鑑定中の逃亡劇に、警察のメンツは丸潰れ。後藤と石井は現場にいた精神科医・佐々木杏奈に聞き込みを始める。
 やがて小学校のプールポンプ室で黒焦げ死体が発見される。残った左手から被害者は戸部と判断された。教頭・今野は何故か真人を目の敵にし、晴香の指導教諭・駒井は飛び降り自殺をする。やはり自分のせいだと言う真人。母親が家を出て以来、父親に虐待を受けていたらしい真人が、そう思うようになった原因は何なのか。八雲の伯父・一心の同級生でもあった戸部と、25年前焼死した牛島、真人の父親でもある大森とはどう関わってくるのか。…

 う~ん、これはどうも無茶だろう; 死体が脂漏化するのにかなり時間かかると思うし、いくらなんでも左手を自分で切断、ってのは無理ないかしら;
 今回の新しい登場人物は催眠術師・佐々木杏奈ですね。八雲とは前々からの知り合いである様子、後藤刑事をいきなり刺して逃亡、とかなりエキセントリック。…でもこの人、結局事件と関係なかったなぁ。
 登場人物どんどん増えてます。…また忘れそうです;