読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ブラック・キャットⅡ ナイト・フォーク  新井素子著 集英社コバルト文庫 1985年

 『ブラック・キャット』シリーズ2冊目。
 ネタばれあります、すみません;

 怪盗団“ブラック・キャット”の次の標的はブルーダイヤのネックレス。…の筈だったが、何しろ肝心の物がまだ日本へ来ていない。体を動かしたくて仕方ない広瀬千秋・黒木明拓のためにキャットが探してきた次の仕事が、S遊園地の土地の登記書と、巷で話題の超能力少年・南勝博のPKを盗むことだった。
 頭を打った千秋が検査入院した病院で同室になった女の子が、たまたま南少年に思いを寄せるクラスメイトだったことから、計画は彼女・青木晴美も巻き込んで進んでいく。
 自分の体格の良さをコンプレックスに感じ、せめてバスケットボールで活躍することに自分の価値を見出していた青木晴美。だが交通事故で足を粉砕骨折し、その道は絶たれる。千秋からその話を聞いたキャットは、S遊園地での、南勝博メインの生放送特別番組に彼女をゲスト出演させ動揺を誘い、更にバカでかい千羽鶴を飛ばすと言う負荷をかけて、南勝博の能力を燃え尽きさせようと計画。
 当日、巨大な千羽鶴を撒き散らし、計画は順調に運ぶ。だが飛ぶヘリコプターの中から、広瀬千秋が落っこちてしまう。彼女を助けようと、南勝博は許容量以上のパワーを使った。…

 何か、読み返さなくていいくらい内容覚えてました。晴美ちゃんが綺麗に変身する所、壊し屋・山崎ひろふみくんがどうだんつつじを折ったこと、そのため明拓が怒って張りぼての石を山崎ひろふみにぶつけて骨折させたこと。
 何故覚えているかと言うと、当時から「可愛くなると言えばフェミニンなのか、ロングヘアーにピンクのワンピースなのか??」と言う疑問があったこと、自由落下だの重力加速度とか言いながら、でも折り鶴や張りぼての石では、やっぱり骨折するほどの怪我は無理だよ、としか思えなかったこと等々、あまり私には説得力がなくていい印象が持てなかったから(苦笑;)。確かに始めは加速度つくかもしれないけどさ~、空気抵抗も同じだけかかるでしょ、特に折り鶴が羽根広げた状態なんかだったら、下手すると空気抵抗の方が大きいと思うなぁ。
 …いや、実際分からないことですし、些末なことを気にしちゃいけない(笑)。次巻からまだ読んでないお話です。