読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

涼宮ハルヒの溜息 谷川流著 角川スニーカー文庫 2003年

 涼宮ハルヒシリーズ、第二弾。

 世は文化祭。涼宮ハルヒは思い付きから「映画を作る!」と言い出して大騒ぎ。周りの迷惑顧みず、「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団」通称SOS団の中から朝比奈みくるを主演に選ぶ。ハルヒの頭の中だけにある映画の基本構造では、未来から来た正義の味方・朝比奈ミクルが悪い宇宙人・長門ユキと戦う、と言う作品らしい。みくるにウェイトレスの格好をさせて街中をロケして回るハルヒ。そのうち、ハルヒの思いつきが次々に実現してくる。みくるは眼からレーザー光線はじめさまざまな武器を放出するし、神社の鳩は真っ白になった後リョウコウバトに変化、川沿いの桜は満開に、たまたまそこにいたオスの三毛猫は渋い声で喋り出す。但し、本人にその自覚はない。
 あまりにもあまりにもなハルヒの態度に本気で怒るキョンハルヒが機嫌を損ねると色々な弊害が現れることから、超能力少年・古泉一樹朝比奈みくるも、キョンにお守りを頼んでくる。
 こんなペースでは映画なんて撮れる筈がない。いつもの調子ではしゃぎまくるハルヒに、「映画」と言う虚構の世界と現実の世界を認識させるには…。とうとう文化祭当日がやって来た。…

 う~ん、どうしよう、段々ハルヒの傍迷惑な性格が鼻に付いてきたぞ; 
 ハルヒに振り回される周囲のどたばたを、何も考えず楽しむのが正解だとは分かってるんですが、これってハルヒを許容することが大前提。ハルヒに魅力を感じなかったら最後なんですよね~。
 相変わらずロケーションは楽しめました(笑)。森林公園はきっとあそこ(有栖川有栖の短編でも舞台になったことありましたよね・笑)、そこから歩いて行ける神社はきっと神○寺。…でも北口駅から歩いて30分で行ける池、ってどこだろう? 昆陽池は遠すぎるよね?? 北山貯水池も遠いよね???
 …本編に関係ないところでテンションが上がってしまいました(笑)。