読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ドリームバスター2 宮部みゆき著 徳間書店 2003年

 『目撃者』:
 今回のD・Pは村井恵理子。殺人事件の目撃者として証言したが、今になって検察から誘導を受けた気がして、自信がなくなっている。“テーラ”で同じ立場に立ったことがある逃亡犯ワッツは、そんな彼女に同情し、力づける。一方、シェンはどうも彼女が厭わしい。元捜査官でD.Bを引退するパーカーは、理恵子とシェンが似ているからだと指摘する。
 マエストロは彼女の疑問を解くため、ワッツに“錨(アンカー)”を付けて容疑者・柿本の心に送り込む事を提案。果たして、柿本は確かに殺人犯だったが、“錨”もろともワッツを呑み込んでしまう。マエストロは理恵子の今後を案じ、彼女にも“錨”を渡す。
 
 『星の切れっ端し』:
 シェンはリップの行方を捜していた。酒場の乱闘騒ぎで出会った交通補整局の調査官・グリズリの好意で、捜索願のデータを見せて貰えることになる。そこにいたリップらしい人物は、五年前と姿が変わっていなかった。
 D.Bに成り立て、正義感溢れるスピナーが初めて訪れた“場”は日本のタカシと言う少年の夢。そこに潜んでいたモズミは、両親から虐待を受けているタカシと同調、彼を暴力から守っていた。モズミにすっかり同情するスピナー。幹部職員ノーマンはスピナーに近付き、反D.Bの地下組織“抵抗者(フリッカー)”に入ることを勧める。二ヵ月後、スピナーの妹ジュナの友人は首都ゴリアテの病院で、すっかり廃人と化したスピナーを見かける。…

 これも再読。村井恵理子の話はさすがに覚えてましたね~。でも、二話目はすっかり忘れてた。モズミって二巻でもう出て来てたのね~(←こらこら・笑)。
 やっぱり舞台説明が分かりにくい。宮部さん、SFの書き方あまり上手くないなぁ;