読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ドリームバスター 宮部みゆき著 徳間書店 2001年

 『プロローグ JACK IN』:
 八歳のクリスマス・イブ、道子は近所のシロタさん家が火に巻かれるのを見た。二階で嬉しげに踊っている人影も。
 大人になって、単身赴任の夫と離れて暮らすようになってから、道子は夢でこの風景をまた見るようになった。娘の真由も一緒に。そこにいた赤いハチマキの少年と筋骨隆々たる壮年の大男は、自分たちは異世界の住人で、そこから精神体になって逃げ出した凶悪犯を追っているのだと言う。

 『ファースト・コンタクト』:
 テーラの現在の状況とD.B(ドリームバスター)の少年、シェンの身の上話が語られる。
 地球の青年・本村伸吾は自分が両親の本当の子でないことを知って動揺、「赤ずきんちゃん」と「ヘンゼルとグレーテル」を模した夢の世界で、子供殺しの凶悪犯に突け入られる。

 『D.Bたちの“穴(ピット)”』:
 安酒場“穴”に、ハナと名乗る女が現れる。“大災厄”で生き別れになった男の子・カルを捜している、と言う。店主の老人は彼女に諦めてここを去るよう言うが、彼女は聞かず、港湾パトロール隊員に付いていく。騙され、襲われて彼を20階の高さから突き落としてしまうハナ。その様子は失語症の少年・リップに目撃されていた。老人はシェンとリップに、彼女を逃がしてくれるよう頼む。無事にハナを送ったその夜、リップは姿を消す。自分は何者なのか疑問を抱いて…。

 再読。私の場合、「もう一度読みたくなったら」が購入の目安なんですが、今回は例外。本当、全く内容忘れてたので(←こらこら;)。
 ドレクスラー博士とかもう出て来てたんですね~、ハナのこともリップの存在もすっかり忘れてた。
 4巻が出る頃にはまたすこんと忘れてるかもしれないな~。…何とかならないかしら;