紫苑はネズミとNO.6の外の世界、西ブロックで暮らし始める。初めて過ごすスラム街での生活。ネズミは紫苑の甘さに苛つくが、そのまっすぐな性格にも惹かれて行く。紫苑は母・火藍の紹介で力河と言う男に会う。一方、NO.6内では紫苑を慕う幼なじみ・沙布が治安局に捕まっていた。その情報を、ネズミは紫苑に伝えるか否か迷う。そして、迷う自分に戸惑う。…
寄生バチはやっぱり管理側の産物のようですね。それにしてもこのお話、ケレン味たっぷりの書き方してるなぁ。これで同人誌界を意識してない、って言ったらちょっとすごいぞ(笑) 管理都市と言う割には全てにおいて詰めが甘くて物足りないけど、児童書ならこのレベルかしら。
ネズミの扱うねずみ型ロボットが、火藍のパンを食べられるのは何故なんでしょう。あのシーンのは本物のねずみだったのかしら。ネズミの職業が役者って、私は高橋薫の「李歐」を連想してしまいました。