読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

雲の花嫁 フェンネル大陸偽王伝  高里椎奈著  講談社ノベルス  2006年

 フェンネル大陸偽王伝、シリーズ第六弾。

 偽王を名乗ったフェンはサチ、テオと共にひとめ皇王に会おうとシスタスに向かう。偶然出会った商人と訪れた地図に無い町・ルバーブは、シスタス軍の駐屯地になっていた。売り物に言い掛かりを付け、よそ者の商人の親子を処刑しようとするシスタス軍。軍にもよそ者にも与しない筈の村人たちまでその親子を追って来る。フェンは親子を助けるがサチ、テオとはぐれてしまう。彼女たちを匿ったのは、レティシアと名乗る女だった。
 結局サチは軍に捕まり、フェンと合流したのはテオのみ。だがテオは何故かアレフと同行していた。アレフレティシアを見るなり動揺する。二人はかつてラビッジ王国の先代女王付き臣下だった。
 先代ラビッジ女王・ローゼル。山岳地帯にある貧しい「雲の国」を、綿花と絹で潤わせた閨秀王。だがそのため強国シスタスに目を付けられ、呼び付けられた挙句謎の死を遂げる。七年前、女王を守れなかった二人はそのまま祖国へ帰れず、アレフは女王を直接手に掛けたと思われる大司教付き近衛隊長グレッグ・アーヴィングを付け狙っていた。
 サチと村人全員の命を楯に取られ、フェンは商人親子を軍に引き渡す。それはシスタス軍の、アレフをおびき寄せる罠でもあった。フェンの言葉に、ルバーブの民も立ち上がる。
 シスタスは遂にソルドに宣戦布告。ロカとカティアはシスタスの真意を探るため旅立つ。…

 う~ん、やっぱり登場人物が覚え切れん; 人名、国名、都市名ごちゃごちゃ(苦笑;)。こんなに沢山必要なのかな、と己の記憶力を棚上げにして言ってみる(笑)。
 …ミギーさんのイラストがなかったら、読むの止めてるかもしれないなぁ。とりあえずあと一冊で第一部終了、これまでは読もう、うん。