読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

アリソンⅢ〈下〉~陰謀という名の列車 時雨沢恵一著 メディアワークス電撃文庫 2004年

 ネタばれあります、すみません;

 アリソン達を乗せた大陸横断列車は速度を上げて走って行く。暫くして、後方から憲兵隊の列車が追ってくる。四人はストーク少佐の指示で最後尾の車両を切り離し、追っ手を阻止。次に襲ってきたのは装甲軌道車。湖を挟んだ対岸を併走するそれを、対戦車ライフルで撃退する。理由を尋ねるヴィルにストーク少佐は、テロル氏が軍事技術を持って亡命し、再び戦争を起こそうとしていること、自分はそれを阻止して逮捕したいが、亡命先の国が列車事故を装ってテロル氏の逃亡を手助けしようと襲ってくるのだ、と答える。一応納得するヴィル。だがストーク少佐の行動を怪しんだイーエンがヴィル達を襲い、テロル氏も死体で発見される。覚悟の自殺として処理されるが、ヴィルは疑問を持つ。やがて、ストーク少佐の正体と真の目的が、ヴィルによって明かされる。…

 …ええと、アリソンの無事を確実なものにするなら、集積所に置いてきた方が良くなかったかしら。
 しまったなぁ、一巻目で二人が盗んだ飛行機の持ち主や軍服を借りた老婦人が関係してくるとは思わなかった。名前全く覚えてませんでしたよ、くぅ;
 動機や何かに多少の違和感はあるものの、丁寧に作られたシリーズだったな、と言うのが素直な感想。ヴィルの言葉におとなしく従うアリソンは何だか可愛かったし。でもやっぱりプロポーズはアリソンからでした(笑)。