フェンベルグは13歳。東の大国ストライフ王国の末の王女にして、人々から恐れられる悪鬼＝グールで編成された獣兵師団を指揮する将軍。ただひたすら次兄ギルフォードの役に立ちたくて戦果を上げ帰国したその日、彼女は自分が国民からもグールからも憎まれる為の存在だった事を知る。国外永久追放の処罰を受け、海に流されたフェンベルグは右肩に焼き鏝をあてられ、半死半生で最果ての国・ラークスパーにたどり着く。そこで売り飛ばされた彼女は、裏競売のディーラー達の争いに巻き込まれ、自分の無知を認識して行く。…
世間一般で言うファンタジーを書くには技術がいると思う。言葉、貨幣制度、国の成り立ちから神話や化け物まで、全て自分の思うまま作れる代わり、それを読者に無理なく伝えられると言うのはある種才能かもしれない。宮部みゆきの「ドリームバスター」を読んだとき、そのぎこちなさに「宮部さんでもこの文法はモノにしてなかったのか」と驚いた覚えがあります。と言う訳で今回。…ごめん、判りにくいです； かと言って服装の説明に「キャミソール」や「キャスケット帽」と言う単語を使われるとどうしても違和感が漂います。お話はシリーズ第一弾だけあって、伏線だらけで終わってる感じ。全体的に消化不良に思ってしまいました； 贅沢を言うなら、伏線は伏線と感じさせずに読ませてくれたらよかったのに。何かいかにも「覚えといて下さいね～」って感じなんだもの。CLAMP作品じゃないってのよ（笑）。こう言う作品はラストまで読まないと何とも言えない、とも言えるのですが。
挿絵のミギーさんは好きです。あの感性、羨ましくて仕方ないです。この人のＤＱ本には本当、泣かされました。
世間一般で言うファンタジーを書くには技術がいると思う。言葉、貨幣制度、国の成り立ちから神話や化け物まで、全て自分の思うまま作れる代わり、それを読者に無理なく伝えられると言うのはある種才能かもしれない。宮部みゆきの「ドリームバスター」を読んだとき、そのぎこちなさに「宮部さんでもこの文法はモノにしてなかったのか」と驚いた覚えがあります。と言う訳で今回。…ごめん、判りにくいです； かと言って服装の説明に「キャミソール」や「キャスケット帽」と言う単語を使われるとどうしても違和感が漂います。お話はシリーズ第一弾だけあって、伏線だらけで終わってる感じ。全体的に消化不良に思ってしまいました； 贅沢を言うなら、伏線は伏線と感じさせずに読ませてくれたらよかったのに。何かいかにも「覚えといて下さいね～」って感じなんだもの。CLAMP作品じゃないってのよ（笑）。こう言う作品はラストまで読まないと何とも言えない、とも言えるのですが。
挿絵のミギーさんは好きです。あの感性、羨ましくて仕方ないです。この人のＤＱ本には本当、泣かされました。
