読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 大沼紀子著 ポプラ文庫 2013年

 シリーズ第4弾。
 ネタばれあります、すみません;

 一学期が終了した次の日。ブランジェリークレバヤシに希実の従姉妹 篠崎沙耶が現れた。何時の間にやら金髪、眉無しに変貌し、しかも男と二人、駆け落ちして来たのだという。希実の母親に会いたいと言い、この場にいないと知ると「探してくれ」と厚かましくも頼んでくる。希実は一時期、広島の篠崎家に引き取られていたトラウマもあって、沙耶に強く出られない。結局、沙耶と一緒に来た、いかにもうだつの上がらない男 安田と母親を探す羽目に。
 会いたくもない母親を探すより、希実は受験勉強に集中したい。だが事態は否応なく希実を巻き込んで進行する。安田は沙耶の実際の駆け落ち相手ではなく、ソフィアに近付いて来た昔馴染みを実は追っていたり、で、実際の沙耶の相手 村上少年は母親に沙耶との交際を反対されていたり。
 そしていよいよ、母親の居場所が判明する。希実の失われた記憶は、雨音と共に鮮明になりつつあった。…


 …アイスデニッシュ、食べてみてえ…! 絶対美味しいじゃん、カロリー無茶苦茶高そうだけど。
 今回は傍迷惑な従姉妹が登場、彼女にも色々事情はあったようですが、でもこれはやっぱり迷惑だなぁ、みんな根気よくつきあうよなぁ;
 希実の過去は思い出されました。やっぱり美和子との経緯はあった様子、希実の母 律子は苦い後悔を持ち続けたままです。愛情からくる嫉妬のせいではあるんだろうけど、でもこれ自分が招いたことだもんなぁ。被害者は圧倒的に子供だもんなあ。
 さて、希実は母親に会う決意をしました。次巻に続きます。