読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

アンの青春 アンの愛情 モンゴメリ著/村岡花子訳 新潮社

 『赤毛のアン』シリーズ2作目、3作目。

 この巻から、アンとマリラは、マリラの遠縁にあたる子供たちを引き取って一緒に暮らし始めます。
 双生児のデイビーとドラ、男の子と女の子。このデイビーというのがとんでもない問題児、いたずらっ子で落ち着きがなく感情の起伏も激しくて、アンとマリラの手を焼かせます。対して、ドラは本当に手のかからない女の子。穏やかで間違いがない。でもマリラはこっそり、「デイビーの方がかわいい」と漏らしたりする。
 初めて読んだのは小学生の高学年だったのですが、その時から思ってました。私は、ドラのタイプだ。

 アンが大学へ行くことになってグリーンゲイブルズを出る朝、デイビーは身も世もなく泣き叫びます。朝食も喉を通らない、部屋に閉じこもって出て来ない。対してドラは自分の分け前を悠々とと平らげる。
 もちろん、アン姉ちゃんが行っちまうのは悲しいけれど、それだからと言って、トーストにのっている落し卵の味をみてはいけないというわけがあるかしら? ないわよ。
 うん、私も食いしん坊だしね。だけど繰り返すようだけど、アン姉ちゃんがいなくなって悲しくない訳じゃない。

 本日、叔父の死が確認されました。生涯独身を通し、東京で一人暮らしをしていました。数日前から連絡が取れないというのは聞いていました。警察に同行して貰って家を訪ね、そこで倒れていたのが発見されたそうです。
 母から職場に連絡があり、訃報を知りました。明日休むため、できる限りの作業をこなし、申し送りをして、家に帰ってからもしっかり夕飯を摂りました。でも、繰り返すようだけど、哀しくない訳じゃない。
 私は叔父が大好きでした。