読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

『ユーリ!!! on STAGE』ライブビューイングに行ってきました。

 この冬放送していたアニメ『ユーリ!!! on ICE』の、舞浜アンフィシアターで開催されたスペシャルイベントが、全国で劇場中継されたもの。
 私は神戸朝日ホールにて、昼の部を見てきました。今回珍しく友人と一緒です。まいさん、本当にありがとう♪

 突然のにわか雨に祟られながらも会場に到着。
 席に座って、画面に流れる映像(多分キンプリ)をぼ~っと眺めていたら、いきなり画面が切り替わりました。ライブビューイングの観客用の映像なんでしょうね、主演声優の豊永さんと内山さんが登場、「もうすぐ始まります」のご挨拶。どうやら準備が色々大変だった様子、「あれだけ人数いればどうにかなるでしょう」とは内山さん。で、いよいよイベントスタートです。

 オープニング映像が流れる中、でもライブビューイングの画面にはステージの俯瞰が映りました。『HISTORY MAKER』に合わせて振られるブルーのペンライト、藤野直彦さんのナレーションによる紹介にあわせて、キャストの皆さんの登場です。
 一人ずつ、それぞれの台詞を言いながらだったのですが、これ、後々生アフレコをして下さったこともあって、どの台詞だったかかなり記憶が曖昧で; ポポーヴィッチ役の羽多野渉さんの「私は悪い魔女!」は確実なんですが(苦笑;)。西郡役の福山潤さんは「西郡ファミリーは勝生勇利を応援するぜ」だったかな、南健次郎役の村瀬歩さんは「勇利君に黒歴史なんかなかとです!」だった筈。レオ役の土岐隼一さんが「好きなもので世界を埋め詰めつくしたい」、イ・スンギル役の野島健児さんは「君と仲良くするメリットあるの?」。エミル役の日野聡さんは「クラブ行こうよ」だったと思う。グァンホン役の本城雄太郎さん、ピチットくん役の小野賢章さん、クリス役の安元洋貴さんの台詞は、ごめんなさい、ちょっと確信が持てない;; ユリオ役の内山昂輝さんは「どけ、ブタ」、ヴィクトル役の諏訪部順一さんは「マッカチンをグランプリファイナルに連れて行くゾ」、最後に勇利役の豊永利行さん登場、「みんな、黙ってていいから離れずに傍にいてよ!」。観客からは歓声と拍手が巻き起こりました。
 諏訪部さん、このイベントの為に髪の色抜いて来て「頭皮がやばい」とのこと、でも安元さんも髪型クリスに寄せてらっしゃいましたよね。
 司会はアメリカザリガニのお二人、え、何で??と思ってたら、お二人自ら説明が。「ネットで引いてみて下さい」「マッカチン 犬 の次にザリガニ、と出てきますから!」。家帰って早速検索しました(笑)。いや、疑うわけではないんですが(笑)。
 久保ミツロウさんも出て来られて、豊永さんの開会宣言。「カンペ見えない」とタイミングを逸しながらでしたけど、とにかくトークコーナーが始まりました。

 「カラボスの部屋」と題して、羽多野さんが仕切る中、まず「ティーンチーム」として内山さん、土岐さん、本城さんと日野さんが登場。
 「俺、40前のおっさんなんですけど」とは日野さんの言、十代を演じた心構えを訊かれて、「年齢はあまり気にしなかった」「キャラクターを大事にした」と答えてらっしゃいました。「スポーツ選手って怪我しちゃいけないから、他のスポーツとかしないように言われるんですけど、エミルは気にせずやっちゃうんですよ」「とりあえずフィギュアやってるけどそれが一番、と言う訳ではなくて他にも興味があるんです」と久保さんからもキャラ解説が。 
 「小手先では通用しないと思った」との内山さんの答えに、羽多野さんが「大人になったねぇ」。内山さんが子役の頃から一緒に仕事してらっしゃったそうで、「スタジオで宿題やってたのに」感慨深げなご様子でした。
 それを切っ掛けにして、久保さん「本城さんも収録スタジオでレポートやってらっしゃいましたよね」。本城さん現役の大学生ということで、「何故か収録の翌日がレポートの期限、ってことが多くて」「後半出番ないな、って時はスタジオの外に出てレポート書いてました」。理系だそうです。…そりゃレポート多いわ。

 続いて「九州男児チーム」の三人。久保さんの九州男児の特徴、「小さいことは気にしない、大きなことは分からない」との説明に思わず笑ってしまいました。駄目じゃん、目の前のことしか見えてないじゃん!(笑)
 豊永さん、村瀬さん、福山さんが肩を怒らせながら登場、『ユーリ!!!』の中の本当に最初の場面や南くんの映像が流れた後、「憧れの人は」との質問が。
 「これは久保先生にも訊いてみたいんですけど」と羽多野さん、久保さんはあたふたしながら、「小さい頃から絵が上手いね、きっと漫画家さんになれるよ、って周囲から持ち上げられて」。憧れの人は特にいなかった、との答えに「天才系ですね」と羽多野さん。…でも確か久保さん、以前ラジオで、デビュー後上京はしたものの、かなり長い期間アシスタントで食い繋ぐみたいな生活が続いて「自分の武器は何だ」と考え抜いた、と語っていらっしゃった覚えが。勇利の故郷への微妙な思い、ってのは、この辺りの久保さんの葛藤が根底にあるんじゃなかろうか、と勝手に思ったりしています。(いや、個人的に思ってるだけです、すみません;)
 豊永さんは小学生の頃ジャッキー・チェンに憧れてらっしゃったとかで、麦茶飲んでは酔拳の真似をしていたとか。
 村瀬さんは「内山君です」。同年代なのに自分の世界をしっかり持ってて、自分が言ってもウケないようなことでも内山さんが言ったら爆笑で…という答えに、豊永さんも「あれ、ずるいよね!」の賛同の声。「うっちー呼んできて!」呼びかけに、本当に内山さんが現れました。村瀬さん、女の子のような声を出して内山さんに「本当だよ?」と囁き(笑)、内山さん苦笑い。場内暗くなって二人にピンスポットまで当たる演出、全部スタッフさんのアドリブだったそうです。…凄い、息ぴったり(笑)。
 内山さん「おかしい、おかしい」と言いながら退場後、同じ質問が福山さんにも。「この年になったら憧れられる存在になりたいですね!」と流暢に返答。福山さん、とにかくイベント慣れ感半端ない(笑)。

 最後は20代チーム、諏訪部さん、野島さん、小野さん、安元さん登場。
 ピチット君20代なんですね~、と小野さん少々驚かれたとか。とにかく明るく演じました、とのこと。「安心してください、履いてますよ」とは振られて言わされてましたね(笑)。野島さんは「ジャングルの鳥」とからかわれてらっしゃいました。
 「大人の色気」について、諏訪部さんは「ヴィクトルはヴィクトルとして演じた」、安元さんは「余裕」。「これ、特典のCDでもこんな話になったんですよね」「しっかり仕事しよう、ちゃんと稼ごう、って結論になったんでした」。…ええ、経済力はあるに越したことはありませんとも。
 「ライバルについて」との問いには、野島さん困った様子。諏訪部さんの「お兄さんは?」の質問に、「兄をライバルと思ったことはありませんねぇ」「お父さんは?」「父もないですねぇ、ジャンル違います」。私今でも、車が喋るならお父様の野島昭生さんの声がいい、と思ってますよ(笑)。
 諏訪部さんの答えは「全員」でした。「男性、女性関わらず」「僕、ヒロイン演じることもありますもの」(←おい;)。安元さんもスタッフも台本も、仕事全部、と答えてらっしゃいました。
 この質問は司会の羽多野さんへも矛先が向き、羽多野さんおろおろ。安元さんだと思うんですが、「ディーンさんですか?」と声が上がり、いっそうおろおろ。最終的には「はい、ディーンさんです」。会場からは拍手が沸き上がりました。

 続いてクイズコーナー、組み分けするのにクジを引くんですが、まぁそれだけで大騒ぎ。組が決まる度にピンポンのベルが鳴り、歓迎する先行者陣。最後の福山さんなんか、もうクジ引かなくてもどこのチームかわかってるのに、「さぁ、どこかなどこかな」とおどけてみせてました。結果、
Aチーム 小野さん、羽多野さん、日野さん
Bチーム 諏訪部さん、内山さん、野島さん
Cチーム 安元さん、本城さん、村瀬さん
Dチーム 豊永さん、土岐さん、福山さん
 勝利チームの判定者に久保ミツロウさんを迎え、でも久保さんは「観客の皆さんの意思をめいっぱい汲み取ります!」ときっぱり宣言。
 ところがこのクイズが本当に難しくてですね。タイ語で表記された『ユーリ!!! on ICE』の台詞が、どこの場面か当てて下さい、というもの。タイ出身の方が読み上げて下さいましたが、まぁ分かる筈もなく(笑)、「ヒントVTRあります!」として登場したのが宮野真守さんです。
 元気一杯脱線しまくり、「みんな歌って!」に合わせてJJのスケーティングシーンまで流れる有様。それでも撮影した半分の長さにまで編集されたんだとか。
 「温泉」という単語が明らかになったのですがそれだけでは当然まだ分からず(「温泉」ってことは前半3話までかしら??」と私も考え込んでました(笑))最終的にはボケ合戦に。土岐さんが「いきそう…」って台詞言った時には、安元さんが大慌てで止める場面も。そうそう、大人の分別としてね(笑)。
 久保さんの「私ではなく観客の皆さんに媚びて下さい!」という叫びに、諏訪部さん「みんな、いくら欲しい?」 すかさず福山さん「はいはい、100万円!」
 もうひとつのヒントワード「我慢」も開示されて、豊永さんが「中国大会前のレストランでのシーン」を正解、収集つけようとして必死で思い出したとか。
 勝利者Dチームとして久保さんに選ばれて、ご褒美がナムコナンジャタウンでコラボ展開されてるメニュー「カツ丼ピロシキ」だったんですが、一口食べた豊永さん、とにかくコメントがない。挙句、「…カツ丼、ですか…?」。
アメザリのお二人「もう一度言います! ナムコナンジャタウンのコラボ企画の…」 
豊永さん「ああっ、カツ丼だぁ!」
 …空気読みましたね、大人だなぁ(笑)。そしたら続けて福山さんが「そんな筈ないわ、カツ丼なんて!」「本当ですよ、食べてみて下さい」「嘘や、そんな筈が……ほんまや」
そこで終わるかと思ってたら、土岐さんまで「そんな筈ないでしょう!?」
 …乗っかったよ、この人…!(笑)
 明石家さんまさんの定食パターンをなぞった福山さん、「所詮僕らこんなもんです」。…いや凄いよ、あの頭の回転速度は。

 細谷佳正さんの「オタベックのバイクに乗っての登場シーンは、僕らの世代にはたまらなくて」というコメントや(彷彿とさせる映画の名前を仰ってたんですが聞き取れなかった)、前野智昭さんの「姉が『ユーリ!!!』にハマってまして、このイベントのチケットが手に入らなかったと嘆いてた」「シスコンで童貞、という設定に何故か「ぴったりだね」と言われてしまった」という映像コメントが流れた後、いよいよな生アフレコです。
 ほぼ一人ずつ、各キャラクターの名場面と共に、でもライブビューイングでは映像がとにかく遠い…! こういうのは喋ってる人の顔のアップも欲しいんだけどなぁ; 勇利の、「愛について~エロス」の演技としてカツ丼を思い付く場面を実演して下さったのは本当に嬉しかった。「わ~、恥っずかしい!」の言い方とか、凄く好きな場面なので。
 ユリオのシーンでは「愛について~アガペー」を、スケーターの河西歩果さんが実際に滑って下さってました。人工のスケートリンク設置するとは…。
 で、いよいよオリジナル朗読劇の始まりです。

 オープニングで久保さんが「うえのきみこさんが脚本書いて下さって」「素晴らしい出来です!」とさんざん期待を煽り、声優さんたちが「そんなハードル上げないでくれ」と懇願した作品。
 長谷津でエキシビジョンが開かれることとなり、(イベント名が「温泉on ICE ヴィクトル with フレンズ」)集まったフィギュアスケーターの皆さんが前夜祭代わりに飲めや歌えやの大騒ぎを繰り広げ、翌朝ヴィクトルが行方不明になっていたその顛末が描かれていてですね。
勇利は酔っ払ってヴィクトルに野球拳しかけるし(でもその翌日にはすっかり忘れてツッコミに回ってる)、ヴィクトルは焼きもち焼くし、ユリオは中二病真っ最中だし。エミルはジェットスキーで長谷津まで来たそうだし(パスポートは??)、スンギルは駄洒落言うし、ポポーヴィッチはお酒飲んだ後温泉入って溺れ死にかけるし、クリスは鎧武者の中に隠れてるし、南くんは古畑任三郎の真似するし、ピチットくんは溢れるネット欲を抑えきれず情報漏洩させるし。
本編の台詞のパロディも盛り込んで、いや、面白かったんだ、大笑いしたんですけどね、でも『ユーリ!!! on ICE』という作品に関しては、私、かなり本編原理主義なので、これ公式になっちゃうのかぁ、と思うとちょっと複雑です;;
 
 男性ダンサーさん(ああ、しっかりバレエやってらっしゃった方だな、と明らかに分かる踊りっぷりでした。体幹の安定感凄かった)二人を引き連れて、羽多野さんがエンディングテーマ『You Only Live Once』を熱唱。
羽多野さん、「緊張した~!!」と仰ってましたね、アメザリのお二人も「役との落差がね」と同意して。ああ、終わっちゃうんだな、と思ってたらやっぱりキャストの皆さん勢ぞろいされました。

 ご挨拶された後、ペンライトを振るキャストの皆さん。結婚式の演出のように今日のイベントの名場面(?)の写真が流れた後、最後にキャストの皆さんの写真が。持ってたペンライトで文字を書いてらっしゃったんですね。「THANK YOU」の言葉が映って、ああ、そういう演出だったのか、と納得しました。さらに、ライブビューイングだけだと思うんですが、豊永さんと諏訪部さんのお別れの挨拶の映像も流れましたね~。

 夜になってパソコンネットに繋いだら、「『ユーリ!!! on ICE』劇場版製作決定!!!」のニュースが流れてました。…ひどいよ、これ。昼の部じゃ何も言ってなかったじゃん;;
 夜の部のチケットの方が早く売り切れてたのは、これが予想されてたからなのかな。情報漏れを防ぐためにも、こういう発表はラストの回になる、みたいな認識が、イベント慣れしてるファンの間ではあるのかしら、とちょっと思いつつ。まぁ私も、第一希望はは夜の部観覧でしたからね。

 何だかんだ、面白かったです。観客の皆さんとてもマナーがよくて、歓声や悲鳴、拍手が起こっても、声優さんなりが何か話し始めたらとにかくすぐさま黙って、一言も聞き漏らすまいと耳をすます!(笑)
 一体感でしたね~(笑)。
 さて、劇場版はどうなるのか。世界選手権は描かれるのか、本編ではグランプリファイナルまででしたものね。それとも次のシーズンへ移るのか。オリンピックは。…まだ楽しめそうです。