読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

とめはねっ! 鈴里高校書道部 6~10巻 河合克敏著 ヤングサンデーコミックス

 冬休み、「書の甲子園」展示会見学と表彰式出席のため蕎麦屋さんでアルバイトに励む縁と結希。
 2月、大阪の会場で結希は文部科学大臣賞を獲った一条毅と再会する。一条は小学生の頃の結希のクラスメイト。引っ越しする前、彼女にラブレターを送った過去があった。
 一方、日野ひろみは、同じく文部科学大臣賞受賞作 京都の大槻藍子の作品を見て、「かなの書」に興味を抱く。三浦清風の紹介で笠置亜紀子に教えを乞うが、笠置亜紀子は大江縁の祖母・大江英子と因縁があり、教授を拒否。結局鈴里高校の面々は、縁の祖母・英子に「かなの書」を教わることに。
 春休み、鈴里高校書道部は東都文化大学書道学科のオープンキャンパスに参加する。大槻藍子とも再会、縁も「かなの書」への才能の片鱗を見せつける。
 翌日、同じくオープンキャンパスの「漢字」に参加していた一条は、結希とデート。…の筈が縁も合流。
 4月、新入生入学。結希に憧れる羽生翔子と、顧問の影山のイトコ・島奏恵が入部してくる。奏恵は前衛書を得意としていた。
 5月、市民書道大会。縁は「漢字かな交じりの書」で現代短歌を書き、秀作賞入選。結希も「大字書」で、奏恵は臨書で秀作賞を獲る。
 賞を獲ることに拘り始めた部員に、英子は戸惑い、「自分には教えられない」と言い始める。
 京都への修学旅行、大槻藍子の案内で「継色紙」や「高野切」、「寸松庵色紙」の実物に触れる縁と結希。「高野山競書大会」に、結希は「高野切」、縁は『源氏物語』で出展することを決める。
 奏恵の影響で木簡にも興味を持ち始める結希。だが彼女は柔道の「全日本選抜体重別選手権」で好成績をおさめ、国際強化選手に選ばれた。周囲は彼女を、柔道にのみ専念させようと動き始める。…


 大阪から京都へ帰るのに新幹線に乗るか??と思ってたら、10巻でフォローされてました。…きっと読者からの指摘があったんだろうなぁ、スタッフに関西の人いなかったのかしら。
 いよいよ「かなの書」に突入、大槻藍子登場。いかにも京女な性格、でも結希とは波長が合う様子です。そして縁のお祖母ちゃん 英子先生は、若い頃結構かっ跳んでいたのでした。…あれでは確かに、笠置亜紀子先生に嫌われても仕方がない(笑)。で、清風先生も今現在からは想像できないくらい、真面目で堅物な先生だったのでしたよ。本当、同一人物とは思えない(笑)。
 一年生も入部して、前衛書や木簡も出てきました。一条少年は金文まで手を出しています。…そういえば、一条少年が出てきてから勅使河原くんの影が薄くなったよなぁ~。
 次巻に続きます。