読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

キノの旅ⅩⅩ―the Beautiful World― 時雨沢恵一著/黒星紅白イラスト メディアワークス電撃文庫 2016年

 『キノの旅』シリーズ20冊目。
 ネタばれあります、すみません;

「海のない国」
海のない国で、海の説明を求められたキノ。上手く伝えられないキノに代わって、モトラドエルメスが答える。

「人間の国」
シズたちが訪ねたのは、人間が本能のままに生きる国。選ばれた十賢人だけが知性を持ち、国の維持に勤めていた。

「仲の悪い国」
その地方の三つの国は、とてつもなく仲が悪かった。一国では燃料が出ているが使いようがなく、一国では農業が盛んだが労力は全て手作業で、一国では機械技術が発達しているのに燃料や販売先がないというのに。

「拘らない国」
恋愛において「二股以上が義務」とされた国で、キノは何人にも告白される。

「宝探しの話」
師匠の家で見つかったノートは、新薬開発に役立ったという。そのノートを手に入れた経緯とは。

「宝探しの話」
師匠と弟子が訪れた国は、既に廃墟になっていた。一年に一度、入り口を閉ざす川の水がほとんどなくなると聞いて、その場にいた何人かと一緒に入国する。ほとんどは死に絶えた住人が身に着けていた宝石が目当てだったが、中には珍しいバクテリアを採取する者、遠慮なく人殺しをしたい者もいて…。

「夫婦の話」
フォトが依頼を受けたのは仲のよさそうな夫婦の写真。だが、出来上がりを渡す前に、旦那さんの方が亡くなってしまう。その不審死に、公安が来てフォトまで調べられることに。何故なら旦那さんは他国のスパイだったから。

「ターニングポイント」
大統領を殺そうとして果たせず、アイドル歌手を襲おうとして機会を逃した「俺」は、旅人を殺害することを決意する。だが、襲った相手は俺を簡単にいなし、「殺す価値もない」と言い切った。

「羊たちの草原」
草原で、何故かキノたちを襲ってくる羊の群れ。前に襲われた人のものらしい四輪駆動車を使って、キノは羊たちを撃退する。

「旅の話」
ある国で、世界を何周も回って来た、という人たちと共に、キノは素晴らしく美しい夕景を目にする。この国の人たちは、外の世界があることを知らない。…


 20冊目も安定の面白さ。末尾にはおまけとして、宇宙を旅するキノまで出て来るサービスっぷり(笑)。
 あとがきは短く、あちこちに点在していて、でも私、全部見つけきれなかったんですけど; ①とか⑥とかどこ??
 もう十七年、短編ばかり書き続ける、ってのは本当に凄いなぁ。