空から謎の卵が降り、赤い犬が宙に浮かぶ―。東北の中心・S市で起きた奇怪な出来事。
宇宙人襲来か、はたまた都市伝説か?恩田ワールドが東北で炸裂する。
仙台出身の著者が放つミステリー集
震災後の都市の苦悩を描く書き下ろし『魔術師二〇一六』も収録。 (出版社HPより)
宇宙人襲来か、はたまた都市伝説か?恩田ワールドが東北で炸裂する。
仙台出身の著者が放つミステリー集
震災後の都市の苦悩を描く書き下ろし『魔術師二〇一六』も収録。 (出版社HPより)
魔術師 一九九九
不思議な都市伝説が横行する街。石鹸で作られたお地蔵さま、小学校からなくなった机、急停車したバスの中で自身が持っていた包丁で死んでしまった老紳士、深夜に働くOLを襲う赤い犬。その地を訪れた関根多佳男は、一つの可能性を上げてみせる。
ブリキの卵/この世は少し不思議
各地で目撃された空から謎の金属製の卵、その後の謎の生き物の噂。交互に紹介される恩田さんのエッセイ。
おお、関根親子、久しぶり! …と思ってたら『魔術師一九九九』は初出『像と耳鳴り』だそうで。…すっかり忘れてたよ、すみません;
はっきりとした結末は提示されず、恩田さんの世界に放り出される感じは相変わらず。特に第二章のエッセイは『ブリキの卵』の数々のエピソードと交互に紹介されたこともあって、何だかそれ自体創作物のよう。
春くんに再び会えたことも嬉しかったです。…秋くんはどうなったんだろう。
はっきりとした結末は提示されず、恩田さんの世界に放り出される感じは相変わらず。特に第二章のエッセイは『ブリキの卵』の数々のエピソードと交互に紹介されたこともあって、何だかそれ自体創作物のよう。
春くんに再び会えたことも嬉しかったです。…秋くんはどうなったんだろう。