小山田いくさん

　ネットニュースで訃報を知りました。

　兄が買っていた『少年チャンピオン』、そこでのデビュー作『12月の唯』から読んでいた漫画家さんです。
　中学生の頃夢中で読んでいました。何といっても『すくらっぷ・ブック』、中学生の学園生活を描いた青春群像劇。文化祭、体育大会、バレンタインや肝試し。晴ボンやイチノ、理美ちゃんにマッキー。でも一番好きだったのは日生香苗ちゃん。小宮山くんとくっついた時には「…何で？？」と本気で思いましたっけ（笑）。
　明るく笑いに満ちた毎日がだんだんシリアスな展開になってきて、で、ちょっと好みとは離れてしまったんですが、でもちゃんと最終回、みんなの卒業まで見届けました。
　高校の修学旅行で小諸懐古園に行った時には、本当、嬉しかった。
　
　「小諸なる古城のほとり　雲白く 融資ことわる」「…島崎藤村は銀行家か？？」　　…ええ、今でも覚えてますとも（笑）。

　今思うと、少年漫画と少女漫画が、少年チャンピオンでさえ近付いていたんだなあ。
　ご冥福をお祈りします。