読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

明治・金色キタン 畠中恵著 朝日新聞出版 2015年

 シリーズ2冊目。

第一話 赤手と菜の花
 銀座四丁目の派出所勤務・原田と滝の両巡査は、ある日、内務省のお偉方に、護衛の任務を言い付かった。築地本願寺近くにある甫峠寺の別院で、廃仏毀釈の折に僧侶や仏像ともども追放された廃寺を、いよいよ潰すに当たっての責任者・阿住と喜多を守れということらしい。取材に来ていた新聞記者・布藤と東坂から祟りの噂話を聞き、実際にこの場で煙草屋の赤手が行方不明になったことから、二人は事件に巻き込まれる。赤手はどこに消えてしまったのか、彼の探し物は何だったのか。

第二話 花乃と玻璃
 花乃は「かのう会」なるものに参加しているらしい。医師の五之倉が主催している互助会のようなものなのだが、入会している人々の願いが異様に高い確率で叶っているのだとか。不穏なものを感じる原田と滝。案の定、五之倉が姿を消してしまった。彼の願いに関係のある小さな玻璃の玉を二人に残して。何が何でも願いを叶えて貰おうと言う、かのう会の元会員と共に、二人は五之倉の行方を追う。

第三話 モダン 美人くらべ
 新聞記者が半ばサービスで撮った女学生の写真が、「美人くらべ」と称して巷に流通してしまった。成金男の嫁さがしにも利用されたり、女学生に付きまとう男たちが現れたり、中の一人は縁談が白紙に戻ってしまったり、感心できる使い道ではない。高価な写真を、どこから誰が何の目的でばらまいたのか。

第四話 闇の小路
 阿住の隠し子が現れた。遊学資金の無心のため阿住を訪ねた母と子、だが実際に阿住を見た母親・みつは、父親は阿住ではないと言い出す。どうやら彼らの故郷の甫峠村で、かつて阿住の名を騙ってみつをたぶらかした男がいたらしい。やがて隠し子と名乗った青年が殺され、阿住に殺人の疑いがかかる。しかも阿住を狙う人物まで現れた、このままでは濡れ衣を着せられたまま殺されてしまう。阿住を原田と滝が助ける。

第五話 上野の競馬
 上野の競馬場で発砲事件が起きた。滝が容疑者にされるが、どう考えても無理がある。しかも他にも容疑者が三人、揃って命を狙われる始末。誰かを犯人に仕立て上げて口を封じたい、という目論見がありありとわかる展開に、原田たちは滝を囮に使い、真犯人を誘き出そうと試みる。

第六話 祟り、きたる
 阿住の屋敷が放火され、助けに入った滝と共に瀕死の重傷を負った。スタア記者の布藤が「阿住直々」と銘打った連載記事を載せ、犯人に罠を仕掛けることに。どうやら甫峠寺の、行方不明の五仏と僧侶に、事件の発端があるらしい。…


 シリーズ二冊目、といいながら一冊目の内容ほとんど忘れておりまして; 前の記事を読み返しておさらいしました(←おい;)。
 原田さんって、確か奥さんいなかったっけ? 何だか今回、二人とも独身みたいな雰囲気だったのでおや、と思いつつ。
 安月給に悩む巡査が、美味しいものにつられて内務省の阿住にこき使われる話(笑)。
 なぜだか話の内容がなかなか頭に入って来なくてですね; 伏線も引いてあった筈なんですが、登場人物もあまり整理できないまま、ぼ~っとして読んでしまいました。…いかん、いかん。
 まぁ類は友を呼ぶのかもしれませんが、それにしても人ではないものが多いなぁ、としみじみ思いましたよ。