ニーチェ先生～コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた～ 1～3巻 ハシモト 画/松駒 (原作) メディアファクトリー

　まいさんにお勧めされて貸して貰いました、まいさんいつもありがとう♪

　深夜のコンビニでアルバイトをしながら就職活動をしている松駒くんの元に、一人の新人がやってきた。
　『「お客様は神様だろぅ!?」とお怒りになったお客さんに対して、淡々と「神は死んだ」と返した期待の大型新人が夜勤にやってきました。ゆとり世代ならぬさとり世代である彼の今後の活躍に期待したいところです。』
　Twitterに投下され一躍話題になった「ニーチェ先生」と松駒くんのコンビニバイトライフ第1巻！

　『ニーチェ先生(大型新人)に「万引き犯を見つけた際の対応はどうしますか?」と尋ねたところ「拘束した後、ウォークイン倉庫に連れ込みます」との答えが。彼はその理由を「店内で唯一、監視カメラが存在しない場所ですよねと、虚ろな笑顔で述べていたので、まだ見ぬ万引き犯に同情の念を抱いています』
　脅威のさとり世代コンビニバイト、ニーチェ先生の観察日誌第2巻!!

　「確認のために商品をスキャンするときは『××円が1点……』と読み上げましょう」と研修で教わったことを実践中、商品を乱暴に叩きつけ「黙ってレジ打っていればいいんだよ! 」と絡むお客様に、ニーチェ先生が「申し訳ありません。確認の意味も兼ねていますので」と、声に出すのも憚るような雑誌名まで淡々と読み上げだしたので、ニーチェ先生の敵意が殺意に進化を遂げた瞬間を目の当たりにした。
　さらにメガ進化を遂げるさとり世代コンビニ店員――ニーチェ先生、第3巻!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（裏表紙の紹介文より）

　面白かった、面白かったんですが、３巻まで読んでいくうち、段々辛い気持ちになってきました。
　…コンビニで働くって、大変なんだなぁ…。（←え、そこ？？・笑）
　お客ってあんなに我儘で横暴な人たちばっかりなんだ…。たまにお茶目で優しい一面を覗かせるおっさんに、思わず心ときめかせてしまう松駒さんの気持ちが判るような判らないような（苦笑；）。
　それに負けないような、となると店員さんもあんなに個性的にならざるを得ないのかも。（←そんなことはない）
　３巻の帯にはニーチェ先生の着ボイスの宣伝、演じるのは杉田智和さんだそうで。…適役!!　妙に納得しました。
　いたずら電話に般若心経、ってのは使えるかも、と真面目に思いました。まず覚えなきゃいけない、ってことと女性の声でも効果があるのか、ってことは多少危惧しますけど。