読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ここはボツコニアン 4 ほらホラHorrorの村  宮部みゆき著  集英社  2014年

 『ここはボツコニアン』4冊目。
 ネタばれになってるかも、すみません;

 ピノピが訪れたホラーの村は、ホラーゲームのボツ世界。恨めしそうに浮かぶ顔も、浮かぶだけで何かしてくる訳ではない。今いち作り込まれてない研究所を探索した後、自分たちでエリアボスを作るまでして、ピノピ二人は第二之書『伝道の書』を手に入れた。
 アクアテクへ帰還した二人は、「回廊図書館」と似た響きのある図書館がある町がある、と聞いてポーレ君と共に〈サンタ・マイラ〉へ。ロボットたち、略してロボッチが働くこの町にあったのは、<カイ・ロウの本を集めた家>、奥さんを亡くした老博士が頭のネジを飛ばした状態で住んでいる半ば廃屋。ロボッチのオリジナルにあたる知能を持ったロボット アシモフが博士や家の面倒を見ている。
 住人が別人にすり替わってしまう事件を調べていたピノピたちは、入れ替わっていた異星人莢ニンゲンの民族紛争に巻き込まれてしまう。…

 宮部さん、SF好きだったんだ~。ファンタジーは時々書いてらっしゃいましたが、がっつりSFはあまりなかったですよね、映画も随分お好きな様子。映画『エイリアン』シリーズについての考察、一作目は神話、二作目がアクション映画、三作目が宗教映画、4作目がダークファンタジーで『プロメテウス』は神話の序章、っていう意見にはちょっともう一度見返してみたくなりました。
 アシモフハインラインは出て来るのに、クラークが出て来ないのはどうしてなんでしょう。
 さて、莢ニンゲンとの闘いはどう決着がつくのか、次巻に続きます。