読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ヴァロワ朝 フランス王朝史2 佐藤賢一著 講談社現代新書 2014年

 佐藤賢一が語るフランス王朝史第2弾。

 カペー、ヴァロワ、ブルボンと続くフランス王朝の歴史を描けるのは、この人しかいない!
 ヴァロワ朝の歴史を描く待望の第2弾。

 ヴァロワ朝創設より始まったイングランドとの百年戦争、国内有力諸侯との駆け引き。
 イタリアへの夢、神聖ローマ帝国皇帝との確執、そして血みどろの宗教戦争……。
 相次ぐ戦争と金策の日々。
 歴代王の心労絶えない260年間は、後に続くブルボンの輝く絶対王政への長き助走期間だったか。

 フランスを救え──。
 百年戦争のときのジャンヌ・ダルクの叫びはフランス人の心を鼓舞したが……。
 神のためには死ねる。しかしフランスのためには死ねるか?
 ましてやフランス王のためには??
 こうした中でも一歩一歩、王家の国造りは進む。               (紹介文より)


 このあたりは佐藤さんが小説の舞台にした王様があちこちに見えて何となく嬉しい感じでした。
 百年戦争のはじまりから、幸運王フィリップ六世に続いて良王ジャン二世の時代は『赤目――ジャックリーの乱』で描かれ、将軍デュ・ゲクランと最強タッグを組んだ賢王シャルル五世(『双頭の鷲』)、その後を継いだ少年王シャルル六世は叔父と王妃の間で揺れながら晩年は狂気の世界に襲われ、その子シャルル七世は誰にも期待されない三番目の王子ながら結局は王位を継ぎ、ジャンヌ・ダルクの出現を待つ。(『傭兵ピエール』『ジャンヌ・ダルクまたはロ・メ』)
 38歳という高齢で即位したルイ十一世はがむしゃらに領土を広げ、13歳で王位に就いたシャルル八世は前半は姉夫婦に、後世はイタリア征服に夢を見るが、28歳で事故死する。
 子供が無かったシャルル八世の後は、36歳のオルレアン公ルイ、即ちルイ十二世。優等生の彼はあちこちにいい顔をして国家を弱体化し、続くフランソワ一世は天真爛漫にレオナルド・ダ・ヴィンチを庇護しながら宿敵カール五世と戦争を繰り返し、つまりは金の無心に明け暮れ、家族愛に恵まれなかったアンリ二世は母親ほども年の離れた愛人ディアーヌ・ドゥ・ポワティエがいながらも王妃にカトリーヌ・ドゥ・メディシスを迎える。カトリーヌ・ドゥ・メディシスはその後息子フランソワ二世、シャルル九世とアンリ三世の後見をしながら宗教戦争という内乱にも立ち向かわなければならなくなる。(『黒王妃』)…

 『黒王妃』が結構途中で終わったよなぁ、という印象かあったのでその後がどうなったのか知れたのは嬉しい限り。ただ、どれだけ頭に残ったのか、というとこれがまた…;;
 領土を広げる戦争を続けている分、地名と人名がとにかく多い。もう飛ばして読むしかないな、と割り切りましたね(苦笑;;)。しかもその人名も、ルイとシャルルとアンリがぞろぞろ出て来る感じなんだもの;;
 まぁ、とりあえず教養、ということで。チェーザレ・ボルジアも読んでみたら面白いのかもしれないけど、何から手をつけたらいいのやら。
 続きのブルボン王朝はいつ出るのかな。今度はフランス革命で終わりになるんですよね。このあたりは詳しく佐藤さん書かれてますもんね。