否定姫からの情報を得て、とがめと七花は奥州の百刑場へ。持ち主は『仙人』彼我木輪廻。二人には少女の姿に見える輪廻は、三百年以上も生きていて、四季崎記紀から直接変体刀を託されたと言う。
預かってすぐ埋めた、という輪廻の言葉に、とがめは一人で百刑場を掘り起こす。彼女にとって奥州は故郷であり、父親が鑢六枝によって殺された最後の地でもあった。
輪廻の容姿は七花の罪悪感を、言動はとがめの苦手意識を呼び起こす。輪廻のひねくれたもの言いは、とがめの父・飛騨鷹比等にそっくりだった。
やがて、とがめは誠刀・銓を手に入れる。それは己自身を測る刀、己と向き合わなければ気付かない刀だった。…
預かってすぐ埋めた、という輪廻の言葉に、とがめは一人で百刑場を掘り起こす。彼女にとって奥州は故郷であり、父親が鑢六枝によって殺された最後の地でもあった。
輪廻の容姿は七花の罪悪感を、言動はとがめの苦手意識を呼び起こす。輪廻のひねくれたもの言いは、とがめの父・飛騨鷹比等にそっくりだった。
やがて、とがめは誠刀・銓を手に入れる。それは己自身を測る刀、己と向き合わなければ気付かない刀だった。…