読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ビロウな話で恐縮です日記 三浦しをん著 太田出版 2009年

 人生に退屈なことなど何もない

 天下無敵の妄想体質作家・三浦しをんが贈るミラクル・ダイアリー・エッセイ!
 著者自身による愛てんこもりの脚注&書き下ろしのおまけも収録!

 365日ワンダフル煩悩ライフ――日々いろいろ考察しています。
 ロシアの王様の濃厚フェロモン/(まだ生まれていない)孫の教育/海賊になった夢/ローストビーフの賞味期限/音大生の傾向/恋愛短編集のタイトル/息子さんと娘さん/一万年後の太陽の死/本日の殿/号泣する学生風男子/ブチャイクな猫/ファンタジーの波/紫色のバラの人たち/「つきあいたい」好きと「こうなりたい」好き/漫画の新文法/BL的「暗号濡れ場」/レジまわりに関する人称視点問題/ものすごく小声で喧嘩する三十代男女/焼きそば地獄/愛のなかの暴力的要素 and more!               (内容紹介より)


 う~ん、やっぱり私、しをんさんは小説よりエッセイの方が好きだなぁ。今回も通勤途中の電車の中で、思わず吹き出しそうになったこと数回。特に、「きみはポラリス」のタイトル案『憎いあんちくしょう』や『愛羅武勇』には、思わぬ急所を突かれた、って感じで不覚を取りました(笑)。部屋に平積みされたの本の山を片付ける表現、「バーナムの森が動いておる……!」にも。
 「好き」には二種類あって、「つきあいたい」好きと「男だったら、こうありたい」好きがある、というのも納得しましたね。ただ、私は「男だったら」というより、こういう人になりたい、っていう感じで好みのタイプがあるんですけど。
 どうやら龍になってしまったらしい陶器の錦鯉は、どのくらいの大きさだったのかしら。私もガラス細工の錦鯉は持ってるんですけど、ほんの2~3センチの小さなものだし。
 そして、『少女漫画を読んでて「こんな目には遭いたくない」と思ったシーンベスト3』白泉社三連発は、全て理解できたのでしたよ。いつか「石ノ森萬画館」にも行ってみたいものです。