読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

いとみち 二の糸 越谷オサム著 新潮社 2012年

 『いとみち』、シリーズ第二弾。

 相馬いと、高校二年生。相変わらず青森市メイド喫茶でバイトする日々。去年と違うのは、特技の三味線でミニライブを開くようになったこと。ただこの頃、メイド長の葛西幸子も漫画家志望の福士智美も彼女によそよそしいのが気になる所ではある。
 高校生活では友人 早苗と共に写真同好会に励む日々、元常連客で今年いとの高校に赴任してきた山本先生を顧問に迎え、入会してきた元中学相撲チャンピオン石郷鯉太郎を新メンバーに、撮影の楽しさを実感している。ただ、いとを取り巻く状況は徐々に変わっていた。幸子は店長との関係を深めていたし、智美は漫画家デビューを真剣に考え始め、上京を計画していた。…


 続編が出たことに、実はちょっとびっくりしました。いや、シリーズ物にしても着地点があまり見えないし気がするし(←こらこら;)。
 いとは三味線と一緒に歌うことを始めました。…高校卒業後、上京してバンドでデビューとかいう展開になるんでしょうか。そしたら鯉太郎君との関係はどうなるのかな。いとの相手が憧れの先輩とかではなくクマさんのようなガタイのでかい後輩、ってのが、何だか男の子の願望を現してるなぁ、と少々意地悪いことを考えたり。いやだって、これが少女マンガだったら、いとの相手は絶対ハンサムな男の子ですよ(苦笑;)。
 とにかく、第三弾も出版されそうな雰囲気ですね。次はメイド喫茶二号店のエピソードがメインになるのかな。