ある日偶然、本屋で一冊の本に同時に手を伸ばした二人。売れない女優の伊藤まなみと駆けだしの脚本家・島本浩介は、その場で本の貸し借りをしよう、と約束する。ところがまなみは浩介の連絡先を書いたメモを失くしてしまった。交わした会話を思い出して、思いつく限りの場所を巡るまなみ。同じく、まなみがメモを失くしたことに気が付いた浩介もあらゆる伝手を辿るが、あとちょっとの所で出会えない。
運命の出会いかもと思う浩介に対し、運命なんか信じない、というまなみ。彼女には、運命の出会いを兄に茶化された過去があったから。ところが実際、彼女が昔海に流したハートのペンダントの片割れは、浩介に拾われていた。
とにかくすれ違い続ける二人。再び巡りあうことはできるのか。…
運命の出会いかもと思う浩介に対し、運命なんか信じない、というまなみ。彼女には、運命の出会いを兄に茶化された過去があったから。ところが実際、彼女が昔海に流したハートのペンダントの片割れは、浩介に拾われていた。
とにかくすれ違い続ける二人。再び巡りあうことはできるのか。…
久しぶりの蘇部さん。まぁとにかくすれ違い続けます。よくここまで思いつくよな、ってくらい(笑)。
イラストはtoi8。エピソードごとのオチがイラストで展開される構成で、ラストも暗示されます。イラストをこういう風に使うのは、蘇部さんならではですね。
するすると読み易かったです。でも、妹を売り飛ばすようなあのお兄さんの行動は、どうかと思うなぁ。
イラストはtoi8。エピソードごとのオチがイラストで展開される構成で、ラストも暗示されます。イラストをこういう風に使うのは、蘇部さんならではですね。
するすると読み易かったです。でも、妹を売り飛ばすようなあのお兄さんの行動は、どうかと思うなぁ。