19世紀末英国を舞台に、メイドのエマとジェントリ(上流階級)に属する青年
ウィリアム・ジョーンズの恋模様を描く。
1巻で二人は出会い、恋に落ちます。
デートを重ねる二人、でも2巻でエマの主人であり親代わりでもあるストウナー夫人が死亡。エマは故郷に帰る決意をします。
アニメは見ていました。初回の、雑貨屋の細かい描写に大感激。「木製の『
ノアの方舟』のおもちゃがある――!」ってんで、心鷲掴みにされた作品です。
原作の方にはその場面はなかったものの、ゆるやかに流れる時間は変わらず。ミューディーズ、
クリスタルパレス、コベントガーデンに
キングスクロス駅(多分)と当時の名所や観光地も盛り込んで。
アニメのスタッフはこの作品を愛してたんだなぁ、もうどんどん細部を補完したくて仕方なかったんだなぁ、としみじみ思いましたよ。
さて、ウィリアムの恋は父親の反対にあって前途多難な様子。エマもロンドンを離れ故郷へ。次巻へ続きます。