読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

彩雲国物語~黎明に琥珀はきらめく  雪乃紗衣著/由羅カイリイラスト  角川ビーンズ文庫  2008年

 『彩雲国』シリーズ16冊目、本編としては13作目。
 ネタばれあります、すみません;

 吏部侍郎の絳攸が投獄された。罪状は尚書・紅黎深の職務怠慢を止められなかったというもの。藍州から帰還したばかりの秀麗は、監察御史としての権限を使い、絳攸を弁護するべく立ち上がる。ところが燕青を補佐に調べてみると、どう考えても訴状は妥当なもの、秀麗と黎深の縁戚関係が近いこともあって迂闊に手出しするとかえって不味いことになりそうな雰囲気、清牙などそれを待っている気配すらある。そうこうするうち、牢獄の絳攸は瑠花の暗示にかかって心を閉ざしてしまった。夢の世界で過去を彷徨う絳攸。リオウは初めて自分の意思で瑠花に逆らい、絳攸を現実世界に引き戻す決意をする。それは秀麗が思う、絳攸を救うただ一つの手段にどうしても必要なことだった。…

 アニメに先を越されて以来、手が伸びなくなっていた『彩雲国』シリーズ。紅子さんの記事に触発されて、久々、手に取りました。
 …案の定、登場人物を片っ端から忘れてる…; 名前は覚えてても細かいエピソードや立場を思い出せなかったら、それはやっぱり意味がないよなぁ(苦笑;)。塩や贋金の事件は大丈夫だったんだけどなぁ、兵部侍郎殺しとか官吏殺しとか全然忘れてました。でも何とか読めたけど。
 劉輝に妃を勧める羽羽の裏に隠された役割が明らかになりました。貴族派、官吏派の権力争いに王位が巻き込まれて行きます。黎深は罷免、楸瑛、絳攸も降格されました。誰にどういう思惑があるのか。ここは一気に読むべきなんだろうなぁ、でも予約の本が次々来そうなんですよね~。